プロ野球・広島カープ“大敗続き”の悲壮感……メディア関係者も嘆き節
#プロ野球 #広島東洋カープ
昨年までセ・リーグ3連覇したプロ野球・広島カープが、開幕から“大敗”を重ね続けており、9日から11日のヤクルト戦では3連敗。これで4カード連続負け越しとなり、貧打にあえいでいる同一リーグの阪神の下をいく最下位だ。
大型補強した巨人との開幕戦こそ5-0で完勝したが、その後は負けが目立ち、7日の阪神戦では0-9、9日からのヤクルト戦では1-10、3-15、2-6と負のスパイラルが加速している。
緒方孝市監督は試合後の会見を拒否したり、会見を自ら打ち切るなどイライラが溜まっている状況だ。
球界関係者は「今は投手がダメ、さらに打てないとダメづくし。怖いのはここでレギュラークラスの選手がケガで長期にわたり戦線離脱となれば、その瞬間、ジ・エンドを迎えてしまう」と明かす。
巨人にFA移籍した丸佳浩をはじめ新井貴浩が引退、エルドレッドも退団しており大幅な戦力ダウンは否めないが「それにしてもヒドすぎる」(同)と顔をしかめる。
この状況について、地元のメディア関係者は「悪夢以外、表現のしようがない……。まるで1990年代の万年Bクラスだったことろに雰囲気が似ている」と嘆き節。しかも、去年までぶっちぎってチーム状況がよかっただけに、その落差に戸惑いを隠せない。
「今はどこの広島のローカルテレビ局も“カープ依存”が異様に高い。試合中継はもちろん、情報番組も“カープありき”。ただ、それはチームがある程度、せめて3位以内にいることが大前提です。かといって、ほかの企画を今から用意するといっても時間がかかるので、このままいくしかない。下手すれば、バブル気味の高さだった視聴率も急降下、番組制作やスポンサー獲得などに影響が出る可能性は高い」(同)
ベンチ同様、カープでメシを食う関係者たちからも悲壮感が漂っているようだ。
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