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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『きのう何食べた?』再現度に脱帽

『きのう何食べた?』内野聖陽の再現度に脱帽! 前評判覆し、感動レベルに

『きのう何食べた?』はBLというより人間ドラマ

『きのう何食べた?』は人間ドラマである。シロさんとケンジを描く上で大きな柱になっているのは「年月」だ。

 この作品がスタートしたのは07年。連載が始まってからすでに10年以上の月日がたった。あの頃と比べ、同性愛に対する社会の理解度は明らかに深まっている。加えて、“加齢”というテーマも外せない。連載中にシロさんの両親は大病を経験したし、ケンジの父親は他界した。シロさんもケンジも、若い頃ほど食べられなくなった。原作は、年月とリアルに並走している。

 果たして、この「年月」をワンクールのドラマで描くことができるのか? そこに関しても注目していきたい。『きのう何食べた?』は「グルメ」「同性愛」の要素を前面に押し出した、人間ドラマである。

(文=寺西ジャジューカ)

最終更新:2019/04/12 19:14
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