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石橋貴明『たいむとんねる』打ち切れないフジテレビの苦悩「ミッツを切るしか……」

石橋貴明『たいむとんねる』打ち切れないフジテレビの苦悩「ミッツを切るしか……」の画像1
フジテレビ系『石橋貴明のたいむとんねる』番組公式サイトより

 低視聴率にあえぎながらも、度重なる打ち切り説を乗り越え、今クールも継続が決まった『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)。4月8日の新クール最初の放送回は、内容と出演陣がリニューアルされていた。

「それまで石橋とともにMCを務めていたミッツ・マングローブが姿を消し、進行役として局アナの永尾亜子が新たに加わりました。しかし、ミッツの降板は事前予告もなく、番組でも触れられなかったので、視聴者からは驚きの声が上がっています」(テレビ情報誌記者)

 同番組は30年続いた『とんねるずのみなさんのおかげでした』の放送終了を受けて、とんねるずのフジへの長年の貢献に報いるために用意されたものだといわれている。石橋と親交のあるゲストと共に懐かしのテーマについて語り合うという番組内容は、当初から新鮮味がないと酷評され、実際に視聴率も低迷している。

「もともとはとんねるずの2人が出演する前提だったのですが、木梨憲武が出演を断ったため、石橋のサブMCとしてミッツが起用された経緯があります。たとえ視聴率が悪くても、とんねるずへの論功行賞としてスタートした番組なので、簡単に打ち切るわけにはいかない。ならばコストを下げるしかない、ということでミッツが切られたのでしょう。ミッツは音楽ネタこそ強いものの、石橋とは世代が一回り違うため、テーマによってはかみ合わないこともありましたからね」(同)

 視聴率低迷による詰め腹をミッツが切らされた格好だが、そこまでしても番組を継続しなければならないのは、石橋のためだけではない。フジにとっても、のっぴきならない事情がある。

「昨年11月に『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』が放送されましたが、もともとは『みなさん~』の人気コーナーで、石橋とバナナマンの司会で新装した特番です。悪く言えば焼き直しですが、意外にも視聴率が二桁を記録したんです。取り立てて高いわけではありませんが、今のフジのバラエティーでは高視聴率といえます。『みなさん~』にはほかにも人気コーナーがあるので、今後も特番として切り売りできれば、安定した視聴率が見込めるかもしれません。そのときのために、『たいむとんねる』を打ち切って石橋の機嫌を損ねたくないという思惑がフジにはあるのでしょう」(同)

 フジと石橋の都合でクビを切られたミッツとしては、「不運」というしかないだろう。

最終更新:2019/04/12 12:00
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