トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ  > 「9nine」14年間の集大成【後編】
“生涯ドルヲタ”ライターの「アイドル深夜徘徊」vol.25

足りないピースを追い続けた14年間の集大成~『9nine one man live 2019 Forever 9nine』レポート~【後編】

「9nine」公式Twitter(@lespros_9nine)より

*【前編】はこちらから

 4月6日、会場となったのは、彼女たちのホームグラウンドともいえる中野サンプラザ。駅に着くと、構内にはファン9(9nineファンの呼び名)が出したと思われる大きな広告が飾られている。

 会場である中野サンプラザの前には多くのファンが集まり、横断幕に書き込みをしていたりもする。他のアイドルグループに比べ、女性ファンが多いのも特徴的だ。みな思い思いのスタイルで、今日のライブを待っている。

 17:45開場。中に入ると、顔出しのパネルや、たくさんの関係者からのにフラワースタンドなどが並んでおり、物販には、最後に記念の品を手に入れようと、長い列ができている。そして、ホールの中では、懐かしい曲が流れていた。「Smile Again」「ヒカリノカゲ」といった、最初の5人体制時の曲や、初期9人体制時代の「白い華」なども流れる。ライブを前に、往年のファンは、これまでの9nineの歩みに思いを馳せたのではないだろうか。

会場内に設置された顔出しパネル

感謝と感動にあふれたステージが始まる

 そして、定刻の18:30を過ぎてSEが流れ、ステージの幕が開く。1曲目は「願いの花」。ピンクのスカートの衣装に、タイトルに合わせ、1人1輪ずつ花を手に持って歌う。

「願いは花となりきっと咲き誇る」そんな歌詞になぞらえるように、客席はペンライトの光で埋め尽くされる。

 続いては、ステージに花を置き、激しいダンスナンバー「愛愛愛」で、一気に9nineの世界に入り込んでいく。早くも彼女たちの本領発揮だ。

 曲が終わったところで、「みなさんこんばんは! 9nineでーす!」と挨拶。3曲目の「THE MAGI9AL FES.」、「少女トラベラー」で会場は早くも最高潮の盛り上がりを見せる。

 4曲終わったところで、自己紹介。吉井は「今日は全力で、1曲1曲噛み締めて歌う」と宣言、村田は「幕が開く前から泣きそうだった」と思いを語る。佐武は「中野が日本で一番盛り上がっているということを見せたい」と決意を述べ、西脇は「中野駅の広告を見て、みんなの言葉を受け取った」と話した。

 そして、今の季節にぴったりな曲。「桜、ゆれる」を歌い始める。離れた場所にいる人を想う歌詞とやわらかなメロディが、春の切なさを掻き立てる。1曲1曲が、メンバーからファンへのメッセージのように思えてくる。

「チクタク☆2NITE」に続いて歌った「国道サマーラブ」では、メンバーが客席に降りていき、通路沿いのファンとハイタッチするという演出。これにはファンも大喜びだった。続く「困惑コンフューズ」は、2階から見ていると、そのフォーメーションが美しかった。そして、サビのところではお約束のタオルを回す。客席でもたくさんのタオルが振られ、ステージとの一体感が生まれた。

 ここでMC。番組のロケで、富士急ハイランドに行った時のことを、楽しげに話すメンバー。こんなところからも、メンバーの仲の良さが感じられてうれしくなる。

「私達は新たな決断をした。そして、皆さんの背中を押してあげたい」そんな曲フリで「koizora」を歌う4人。天井のミラーボールが、会場中にピンク色の光を放つ。それはまるで、彼女たちとファンの人たちの未来を照らすかのようだった。

 続く「シ、グ、ナ、ル。」を歌って、メンバーが一度そでにはける。次に出てきたときには、スカートのベールを外した姿。西脇と村田がソロのダンスを披露し、怒涛のメドレーに入っていく。「Love me?」では佐武がソロのダンスを、「Forget-U-not」では吉井がソロのボーカルを聴かせる。

12
ページ上部へ戻る

配給映画