トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル > AKB・坂道系  > ファン歴11年の指原ヲタが語る【後編】

ファン歴11年の指ヲタが語る、異端児アイドル・指原莉乃が48Gトップに成り上がるまで~【後編】

ファン歴11年の指ヲタが語る、異端児アイドル・指原莉乃が48Gトップに成り上がるまで~【後編】の画像1
HKT48・指原莉乃

 4月28日をもってグループを卒業するHKT48・指原莉乃。今や平成のアイドル史に名を残す存在となった彼女の「卒業」に、長年応援してきたファンは、いったい何を思うのか――。

 日刊サイゾーでは、ファン歴11年の“古参オタク”こうずさんに寄稿いただきました。後編では、「女王」と呼ばれるまでになった総選挙での快挙から昨年12月の卒業発表までを振り返っていただきます。

*【前編】はこちらから‎

 

ファン歴11年の指ヲタが語る、異端児アイドル・指原莉乃が48Gトップに成り上がるまで~【後編】の画像2
「恋するフォーチュンクッキー [TypeA(通常盤)]」(キングレコード)

2013年 総選挙1位

 スキャンダル翌年、莉乃ちゃんは『32ndシングル 選抜総選挙~夢は一人じゃ見られない~』で1位になります。前年に4位にまで上り詰めた段階で彼女の活動に魅力を感じるファンが増えていました。ブログの更新であったり、テレビで扱われる「へたれキャラ」「いじられキャラ」 で愛される存在になっていた中で、スキャンダルを機に「ガチ恋」系のファンはほぼ全滅し、より莉乃ちゃんの魅力に惹かれたファンが彼女を押し上げようという気持ちにさせたと分析しています。

 デビュー当時から知るファンとしては、「あの莉乃ちゃんが、あっちゃん(前田敦子)と同じ総選挙1位か……」と感じるくらいすごいことだと思うと同時に、年々規模感が増していっていた総選挙というイベントでも、いわゆる“AKB村(48G内のコミュニティ)”以外をきっかけとしたファンを多く彼女はゲットできていたんだと思わされます。

 

外部からファンを引き込んだ、バラエティ力

 最近、莉乃ちゃんのおかげ(「SHOWROOM」や劇場公演やコンサートなどで私が名指しされることがあるので)で、イベントや握手会場などの現場で私も指原ファンの方から声をかけていただくことがあってお話しするんですが、やはりいろんなきっかけで彼女のファンになった方がいて。AKB村以外の活動がきっかけでファンになったという方がいるところを見ると、活躍はもちろん喜ばしいことですが、バラエティで活躍することがそれまで48Gへ興味がなかった人の興味関心を集めることに繋がっている、繋げているというところがすごいなぁと感じています。なかなか難しいと思うんですよ、外仕事から48Gにファンを引き込むのって。

 48Gのシステムって結構独特で、特に握手会や公演などは専用のサイトに登録をしてさらに当選をしないといけないし、6カ月先の握手会の申し込みとかも平気であるので、「今すぐ会いたい!」という人はもどかしさを感じたり、熱量が下がってしまうこともあると思っています。それでも会いに来てくれるファン、会いに来れなくてもCDを買って継続して応援してくれるファンを掴んでいることはすごいことだと思います。

 また、AKBのファンは48Gで活躍したメンバーが外仕事でも活躍している姿を見るのが嬉しいって方がマジョリティだと思うので、そのどちらのファンも喜ばせている莉乃ちゃんの活躍は異例だとも思います。

 

2015~2017年 総選挙3連覇

 14年の『37thシングル 選抜総選挙 夢の現在地~ライバルはどこだ?~』は、まゆゆこと渡辺麻友に次いで惜しくも2位でしたが、2015年からは3連覇。

 個人的には私が新潟出身ということもあり、新潟開催だった16年の『45thシングル 選抜総選挙~僕たちは誰について行けばいい?~』はよく覚えています。新潟開催が決まった時に握手会で「(こうずさんの)地元じゃん! 見に来てよ! 会場票は私に入れて!」と言われたり、その後の握手会でも「地元で莉乃ちゃんが1位になったのを見れて良かった!」って伝えたら笑ってくれてました。

 17年には246,376票で1位。2位とは約10万票の差がつきました。選挙での圧倒的な強さはやはり、彼女が1人で1,000票入れるファンよりも1票入れるファンを1,000人獲得したと見るのが妥当だと思います。テレビで見る機会も増え、48Gのイベントでも存在感があるので貴重な存在です。

 同年、自身がプロデュースするアイドルグループ「=LOVE」(イコールラブ)が発足。また、STU48との兼任もありました(後に解除)。

123
ページ上部へ戻る

配給映画