ピエール瀧、事務所契約解除……“史上最高賠償金”5億円の行方と芸能界に広がる「教訓」
#薬物 #コカイン #ピエール瀧
アーティストで俳優のピエール瀧こと本名・瀧正則被告がコカインを使用したとして4月2日、東京地検に麻薬取締法違反罪で起訴された。起訴状等によれば3月12日、仕事用に自宅とは別に借りていた東京都世田谷区のマンションの一室で薬物を摂取して、使用したとされる。
これを受けて、瀧が所属して芸能プロダクションのソニー・ミュージックアーティスツはマネージメント契約を解除したとオフィシャルホームページで発表した。
出演作をめぐっては映画『居眠り磐音』は代役に奥田瑛二を立てて撮り直ししている。大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺~』(NHK総合)は瀧に代わって三宅弘城が出演。住宅設備メーカーの「LIXIL」はCMを打ち切った。
テレビ局やスポンサーへの賠償金は5億円を超えるといわれ、芸能史上最高額を更新する見込みだ。
「芸能界ではピエール瀧が引き起こした事件を教訓にする動きが広がっています。薬物の使用など法律を犯すことで芸能人生を棒に振ったり、大きな負債を背負ったりするリスクがあるということをタレント側に教育していく機会を作っていく動きが広がっています。ある大手芸能事務所では、最近になってタレントやマネジャーとの面談回数を増やして、未然に不審点を察知できるような態勢をつくっています」(芸能関係者)
ピエール瀧被告の場合も事前に不審な行動があったといわれている。
「地方のテレビ局でスタッフに突然怒鳴ったりと、感情の起伏が激しいということが知られていました。こういった情報を事務所側が事前に知っていれば、何かしらの対処ができた可能性もあります。今回のように最悪の結果を招き、多大な迷惑を各方面に掛けて、莫大な負債を抱えることもなかったはずです」(同)
タレントを預かる芸能事務所側の防衛策もこれから強化されていきそうだ。
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