広報活動が不振の競輪界 渡辺直美、田中圭を露骨にキャスティングするボートレースを見習うべき
#渡辺直美 #田中圭 #競輪
6人組女性アイドルグループ・東京パフォーマンスドールが、平塚競輪場のイメージキャラクターに就任した。この4月から1年間にわたって、同競輪場をPRしていくという。
「ここ数年、競輪は若い世代の取り込みを模索しているんですが、なかなか結果が出ていない。特に若い女性へのアピールが、まったくできていないんです。今回の平塚競輪場は、東京パフォーマンスドールをイメージキャラクターにすることで、メンバーたちと同世代の若者を呼び込みたいということなのでしょうが、正直難しいと思います」(ギャンブルライター)
これまで、オードリー、内田理央、川栄李奈、ピースらが、競輪のイメージキャラクターを務め、テレビCMなどに出演してきた。しかし、若い世代の取り込みに成功しているとは言い難い状況だ。
「CMキャラクターも、そこそこ話題性のあるメンツですが、正直インパクトには欠けます。もっとわかりやすいキャスティングをして、露骨なくらいに新規ユーザーを獲得しにいくべきだと思います」(同)
“わかりやすいキャスティング”で、しっかりと新規ユーザーを獲得しているのが、同じく公営ギャンブルのボートレースなのだという。
「ボートレースでは、インスタグラムでのフォロワー日本一の渡辺直美や、『おっさんずラブ』で大ブレークした田中圭をCMキャラクターに起用しています。つまり、いま現在、日本の中で影響力の大きいタレントを使っているわけであり、実際にボートレースの売り上げはこのところ右肩上がり。これくらいシンプルなキャスティングをしないと、競輪はユーザーを増やせないでしょうね」(広告関係者)
そんな競輪だが、過去にはオダギリジョーや長澤まさみといった人気者たちがCMに出演したこともある。
「ネームバリューだけであれば、オダジョーも長澤も十分ですが、集客につなげられるかどうかは、また別の話。そこで重要なのが“旬であるかどうか”ということです。それこそ田中圭であれば、ボートレース場でのイベントに出演するとなったら、女性ファンが多数駆けつけるわけです。ただ単に有名なだけの芸能人ではなく、人を動かせるキャスティングでないとダメ。そうなると、やはり“旬のタレント”もしくは、固定ファンが大勢いるタレントを起用する必要がある。残念ながら競輪の広報活動においては、そこを実践できていませんね」(同)
単純に広報活動に割くことができる予算がないという背景もあるだろう。
「競馬やボートレースに比べると、競輪は売り上げも低く、CMタレントに払えるギャラが少ないという理由もあるでしょう。限られた予算の中で、より影響力を持つタレントを起用しなくてはならないので、確かに大変なことだとは思います」(同)
そう簡単な状況ではない中で、ユーザー獲得を目指す競輪。難しいミッションを達成する時は来るのだろうか──。
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