眞子さま・小室圭さん問題で「佳子さまの乱!」堂々“メディア批判”に週刊誌はどう答える?
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恐ろしい「改元詐欺」
話はガラッと変わる。テニスの大坂なおみが苦しんでいる。
このままでは1位から陥落は時間の問題。新コーチとの間に何か問題でもあるのか?
新潮は、そうではなく、子どもの頃、なおみにテニスを教えた元コーチから、指導料を払えと請求されていることが、相当プレッシャーになっているのではないかという。
なおみは意外にプレッシャーに弱いそうだ。こうしたトラブルが起きた場合、父親のフランソワが対処するべきなのだが、元コーチとの間で契約書を交わしており、サインもしているというのである。
新潮がいうように、大坂の名前が広がり始めているタイミングで、元コーチらに心づけを渡していれば、このような騒ぎにはならなかったのであろう。
大坂のことだから、また強さを見せてくれるだろうが、心にはかなり大きな傷を残したかもしれない。
さて、南沙織という歌手がいた。写真家の篠山紀信と結婚して子どもをもうけたが、まだまだ往時の美しさを残している。
彼女には思い出がある。私のカミさんの弟は、若いころから沙織の大ファンだった。
彼が結婚式を挙げる時、何としてでも、南沙織に出てもらいたくて、彼女の家を探し出し、「出席して頂けないか」という手紙を渡しにいったのである。
一ファンの願いなど聞くわけはないと、私も思っていたのだが、南は出席してくれたのである。
花嫁よりも目立つ凛とした美しさに、会場のほとんどの視線は彼女に釘付けになった。
彼女への手紙の中に、彼女の心を打つ言葉があり、それが響いたのだろう。いわゆるアイドルらしくない彼女の生き方が、弟の結婚披露宴に来た人間の心に長く残ったことは間違いない。
文春で、多くのアイドルを送り出した名プロデューサー酒井政利が、南について話している。
沖縄出身の南は、持って生まれた音感を生かし、あっという間にアイドルの頂点に登り詰めたが、NHKの紅白歌合戦に出るのを嫌がったそうだ。
紅白に出てしまえば、芸能界から引退できなくなる。早く沖縄に帰りたい、そう考えていたそうだ。
そんな彼女が、引退しますと酒井に打ち明けた時は、同時に篠山と結婚することを決めた後だったそうである。
大塚家具の大塚久美子社長は、会社を傾け、倒産するところまで追いつめられてしまった。
もはやこれまでと思っていたところ、日中間の電子取引サービスを手掛けるハイラインズというところが、救いの手を差し伸べてくれた。
やれやれだが、久美子社長の経営手腕のなさは万人が知るところなのだから、頃合いを見て、辞任させるのではないのか。
文春によると、このハイラインズという会社の陳海波社長(46)は、かつて自分のつくった会社に助成金を厚労省から1億3000万円も受け取っていたのに、これが不正だったことが発覚し、全部返却させられた過去があったそうである。
陳社長は、過去の話だし、全部返還しているのだから問題ないと主張しているが、久美子社長、あなたは美人だから、今度は男で失敗しないよう気をつけたほうがいい。
ショーケンこと萩原健一が亡くなった。享年68。フライデーとも取材を巡って立ち回りをしたり、数々の女優と浮名を流したりと、ジェットコースターのような人生だった。
現代で、脚本家の倉本聰が、演技力や器用さにおいては一種の天才でしたと語っている。
『前略おふくろ様』の撮影が始まる前、彼は銀座の料理屋で修業して、撮影が始まるころには包丁さばきがプロ級になっていたし、『ガラスの知恵の輪』の時には、ピエロに扮してパントマイムをやるシーンがあったが、普通なら2年かけて習得するところを、たった2ヶ月で覚えてしまったという。
私は一度も会ったことはないが、一度酒を呑んでみたい男だった。
ところで新元号が決まった。「令和(れいわ)」。出典は漢書からではなく万葉集からだという。
「万葉集にある和歌「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」(書き下し文)から二文字をとった」(朝日新聞DIGITAL/4月1日11時58分より)
「令」という漢字は、ネットの「漢字/漢和/語源辞典」によると、
「成り立ち 会意文字です(亼+卩)。『頭上に頂く冠の象形』と『ひざまずく人』の象形から、人がひざまずいて神意を聞く事を意味し、そこから、『命ずる・いいつける』を意味する『令』という漢字が成り立ちました」
ややホッとした。噂の域を出なかったが、安倍晋三首相が、自分の一字「安」を押し込むのではないという風聞が流れていたからだ。
何も後世に残るもののない安倍にとって、自分の一字を入れ込めば、歴史に残ることになる。だが、われわれ国民は、元号を書くたびに安倍のことを思い出すのではやりきれない。
令和は何か冷たい感じがするが、慣れていけばいいのだろう。
さて、やっと入った老人ホームが倒産したらどうなるのだろう。
考えたくもないが、現代によると、昨年12月に大磯・二宮で特養老人ホームを運営していた社福法人が倒産しているし、3年連続で100件を超えているそうだ。
老人ホームでは入居率8割、特養老人ホームでは9割を超えないと赤字といわれるそうである。
では安全な老人ホームを見分けるにはどうしたらいいのか。介護・暮らしジャーナリストの太田差恵子は、入居者が8割以上、勤務歴が長い職員が多いこと、それに新規オープンしたところは内容が不明なので、慎重にという。
同じ現代が、65歳以上を狙うオレオレ詐欺の連中は、日に日に進化していると報じている。
連中の中には、大学生はもちろんのこと、中学、高校生まで加わっているケースもあるという。
さらに、カモにするターゲットが一目でわかる「カモリスト」というのがあるそうだ。
名簿屋という人間がいて、「関東在住の65歳以上のデータを500件ほしい」というと、500件×100円ですぐに提供してくれる。
中には1件1000円のデータもあり、そこには、家族構成や学歴まで記載してあるという。
さらに1件1万円もあるそうだ。これには、その高齢者がどれぐらい資産を持っているのかまで書いてあるのではないだろうか。
今の時期は、「改元詐欺」というのが一番危ないそうである。
ある日、「全国銀行協会」と記された封筒が届く。中には、「5月1日からの改元による銀行法改正に伴い、全金融機関のキャッシュカードが、不正操作防止機能が付いたカードへ変更となりました」。
封筒には、「キャッシュカード変更申請書」と書かれた書類が入っていて、銀行名や口座番号、暗証番号まで記入する欄まであり、今使用しているキャッシュカードを同封して返却するようにと書いてあるそうだ。
これならオレも騙されそうだな。くわばらくわばら……。
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