【令和】新元号発表! 金爆、いらすとや……ネット上で早くも仕事をなしとげた人たち
#ゴールデンボンバー
1日昼に新元号「令和」が発表された。今回は事前に発表スケジュールが告知されており、各局とも生中継で挑んだ。大ニュースが起きても、通常放送を流し続けることで知られるテレビ東京も中継を行う、これまでにない注目度となった。さらに午後には新元号に関する「仕事」を早くも成し遂げた人たちが登場している。
人気エアーバンドの金爆ことゴールデンボンバーは、新元号発表の約1時間後に、新曲「令和」を発表。YouTubeにフルサイズのPVをアップロードしている。和服姿のメンバーが平成を振り返り、新時代の到来を祝福する内容だ。事前にある程度作りこんでいたと予想されるが、サビの部分では新元号の「令和」を唱和する場面もある。タイトルだけが新元号でほかは無関係といった曲ではなく、仕事の速さがうかがえる。音楽不況にあっても、新しい試みをやめない金爆らしい新曲といえそうだ。
ネットでも街角でも、もはや見ない場所はないソフトなタッチのフリー素材を提供しているサイト「いらすとや」でも、発表の数時間後には、早くも「元号を発表する人のイラスト」素材が登場した。菅義偉官房長官および安倍晋三首相をモデルとする人物の横に「令和」と書かれた色紙が用意されている。こちらも元号部分だけを差し替えて、すばやくアップロードされたものだろう。
ネットで暗躍する転売ヤーたちも動いた。新元号発表をめぐって発行された「新聞号外」が早くも数千円の値段でネットオークションに出品されている。号外は、新聞の縮刷版には掲載されず、基本的にはその場に居合わせた人間しか入手できない。そのため、大都市の主要駅には号外目当ての人が殺到し、配布が中止される場所もあった。その分、配られる号外の絶対数が減ることになり、値段はさらに上昇しそうだ。
こうして見ると平成の間に発達したものはネットワークであり、情報伝達の速度をいちじるしく早めたと言えるだろう。便利になった分、急ぎすぎている印象も受けなくはない。これからの時代は余裕のある生き方をしたいものだ。
(文=平田宏利)
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