「寸分違わぬ千鳥になりたい!」本格的ブレイク前夜・“二番手芸人”かまいたちの野望
#お笑い #インタビュー #かまいたち
2年前の千鳥と同じ状況に
――加地倫三さん(『アメトーーク!』総合演出)がものすごくお気に入り、という情報もあるんです。
濱家 へー、それどこの情報かな?
――日刊サイゾーです。
山内 サイゾーか……。
濱家 お前が言うな(笑)。
――ロケもできる、もちろん漫才も、コントも、トークもとなると、逆にこう、何が自分たちの強みなのか。いろいろなことができてしまうがゆえの悩みがあるのではと思うのですが……。
濱家 それはあんま思ってはないんですけど。
山内 ギャラ、ギャラ、ギャラ、ギャラと能力が合うてない!
濱家 4回言うた(笑)。
山内 もっと渡さんかい! って思いますね。
濱家 すごい印象が悪い!
山内 この感じ、サイゾーさんぽいでしょ?
――はい、太字に。「もっと渡さんかい」のところを。
山内 悪そうな顔して言っていたと。
濱家 いやいや本当にね、なんとかちょっとでも次呼んでもらおう、次も呼んだろって思ってもらえるようにってだけですね。
――ちょうど2年前くらいに、日刊サイゾーで千鳥さんのインタビューさせていただいたんです。
濱家 やっぱ寸分違わぬ!!
――そうなんですよ。で、その時に大悟さんが「もっとライトな、司会みたいな仕事がやりたいのに、全力で笑わせいみたいなやつを毎日毎日やらないといけない」「爪痕を残せ、ばかり求められてしんどい」っておっしゃってたんですよ。
濱家 まさにそれですね。
山内 寸分違わってない!
濱家 昨日の仕事も、渡された台本の1行目が「かまいたちさんにやってほしいこと。とにかく面白を入れてもらいたい」
――(笑)。
濱家 台本持って「ぶるぶるぶるぶる」って(笑)。
山内 いま僕ら一巡目で呼んでもらってるのもあるんで、まずはそこで普通と違う感じでウケて爪痕残さないと。でも、それが続いたら今度は、これはあの(博多)大吉先生がおっしゃってたんですけど「”ただそこにいるだけでいい”っていう時期がやってくるから」って。だから、それまでは……。
濱家 振り回すしかない。
山内 そう、振り回して、ハマらんかったらはまらんかったで、呼ばれなくなればいいだけだと。
――今日お話しされていてもそうですが、かまいたちさんって、そんなにグイグイという感じじゃない……。
濱家 いや、行ってるけど(編集で)切られてるんじゃないですか(笑)?
――クールなイメージあります。
濱家 僕に関しては、大阪じゃあんまりイジられるってことなかったんですけど、最近では東京の猛者たちにイジってもらうことがちょっとずつでてきて、僕もう最近パニックしかしてない(笑)。
山内 この間の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で、若手芸人20名のリアルアンケートっていうのやったんですよ。それで「うらやましい芸人」をみんな3人ずつ書く。基本、全員最低一票は入ってるんですけど、パンサーの尾形さんはゼロ票、あとトム・ブラウンのみちお君ゼロ票とか、まあそのへんってわかるじゃないですか。で、最後もう一人ゼロ票、「かまいたち、濱家隆一!」ってなった時に、ドーン! って。
濱家 パニックや、こっちは。
山内 収録の後に加地さんとしゃべってて、「あのドーン! の感じ、なんか見たことあるなって記憶たどっていったら、あれ品川さんの“おしゃべりクソ野郎”だ」って。
――伝説の!
山内 「有吉さんがあれ言った時に『みんな思ってるけど言えなかったことを初めて言ったぞ』感があった」って。「あれ、久しぶりに見たんだよね」って加地さん言ってて。
濱家 それなのに本人はパニックになって、こっち走れば全員が面白くしてくれるのに、きびすを返して逆方向に行くという(笑)。
山内 ひどかったな、あれ。
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