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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > “二番手芸人”かまいたちの野望

「寸分違わぬ千鳥になりたい!」本格的ブレイク前夜・“二番手芸人”かまいたちの野望

撮影=後藤秀二

「テレビマンがいま一番キャスティングしたい芸人」「ポスト千鳥」……昨年、東京進出を果たしたかまいたちは、まさに本格的ブレイク前夜。飄々として正体をつかませない、なぜか与沢翼氏と仲が良い山内健司(本人いわく「『クアラルンプールの別荘、いつでも使っていいっていいよ』って言ってくれるけど、そもそもクアラルンプールに行くことがない」)、そんな山内を母のような慈愛に満ちたまなざしで見つめる濱家隆一。「面白い人は何年かかったとしてもちゃんと売れる」という芸人の掟を地で行く2人が見つめる未来とは――?

***

――15周年で初の全国ツアー、少し意外な感じがしました。もっと早くにやってらっしゃるかと。

濱家 そうですね、僕らNGK(なんばグランド花月)での単独も、14年目で初めてやったんですよ。結構、そのへん慎重になってたというか、もうちょい早いうちにやってもよかったのかなとも思うんですけど。

山内 2016年の「キングオブコント」決勝に行くまでは単独やっても即完にはならなくて、それがあったんで……。全国ツアーは確実に即完できる状況になったらやろうかな、みたいなんあったんです。

――お2人とも慎重な性格ですか?

濱家 いや、入らへんのに売ってもなっていう(笑)。

――「キングオブコント」(16年3位、17年優勝)が大きな転機になったんですね。

濱家 そうですね。でかかったですね。ずっと面白いネタをやってるつもりではいたんですけど、それを「やっぱり面白い奴らやったんや」って世間にわからしてくれたんが、1回目の「キングオブコント」だったんやと思います。で、そっからネタで仕事の声かけてもらうことも多くなったり。

――私が初めてお2人のことをテレビで知ったのは、『ふくらむスクラム!!』(フジテレビ系)でした。めちゃくちゃ面白い人たちが出てきた!! って。

山内 あー、はいはいはい(笑)。

――あの『めちゃイケ』片岡飛鳥さん企画の番組。

濱家 あの時は……売れた思いましたけどね。決まった時は、もう「よし、確定」っていう。

山内 実際は、片岡さんを見る前に番組が終わりましたからね。

濱家 一度もお目にかからずに(笑)。

――この15年で「ちょっとキツいな」「もうやめたい」とかそういう気持ちになったことはありますか?

濱家 それはなかったですね。キツいっていうほど、飯食われへん時代も意外になかったんで。ただそれがない分、やっぱりこう同じルーティンで毎日仕事してるんで、ヒリつかへんっていうのはありました。それでもまあなんとなくネタは作り続けて、ちょっとずつやってきたつもりではあるんですけど。

――そして今「業界評価No.1」「ポスト千鳥」と。正直「キテるな」という自覚はなんとなく?

山内 なんとなくどころじゃないです。とんでもなくあります。

濱家 そんなんある?

山内 もう、ヤバいっす。

濱家 もう一回聞くけど、そんなんある?

山内 ヤバいっす、ヤバいっす。まずね、「いいね!」の数が全然違う!

濱家 インスタ基準にしてはるやん!

山内 「いいね!」が、前は1,000なかなか超えなかったんすけどね。今ヘタしたら4,000はいく。

濱家 恥ずかしいから言うな、4,000くらいで(笑)。

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