「イチロー引退」から1週間、メディアはどう伝えた?
#イチロー #熱血!”文化系”スポーツ部
芸能人から見たイチロー像
この1週間、主にラジオ番組において、タレントや芸能人がイチローに言及する機会は多かった。
たとえば、
「『何かおかしなこと言ってますか?』って、『ずーっとおかしいですよ』って言いたかった」「なんか女子アナが質問したら、『アナウンサーみたいなこと聞かないでよ』って、お前のカミさんはアナウンサーだろ!」
といった感じで、引退会見での一言一句に突っ込んでいたのがTBSラジオ『JUNK爆笑問題カーボーイ』における太田光。隣には芸能界随一の野球好き、田中裕二が座っていたわけだが、その田中を抑えて太田がイチローについてしゃべりたくてしょうがない、となっていたところに、イチローの「ジャンルを超えたスター感」が表出していた。
一方、「イチローは我々の原点です」と語ったのは『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』(同)でのナイツの2人。というのも、ナイツの鉄板ネタ「ヤホーで調べてきました」の最初のネタがイチローだったというのだ。
「日本で一番有名な人を言い間違えよう、ということで、最初がイチロー。そのあとがSMAPかな」と、ネタ作りの原点を明かしてくれた。その二大スターが表舞台から姿を消してしまったという事実が、あらためて「平成の終わり」を感じさせてくれた。
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といった感じで、この1週間におけるイチロー企画を振り返ってみたが、これでも筆者が遭遇できた一部分にしかすぎず、もっともっと多くの番組で、そして芸能人がイチローを話題にしていたのは明らかだ。
今後も、真打ちとも言いたくなる『NHKスペシャル イチロー 最後の闘い』が31日に放送される予定。イチロー引退狂騒曲は、平成の終わりを越え、次の元号に変わった後も続いていくのではないだろうか? くりぃむしちゅー・上田晋也がそんな状況を的確に表現していたので最後に記したい。
「この20数年間、イチローさんに憧れて野球を始めた人がどれだけ多いか。そしてまた、その中からプロ野球に入り、メジャーに行き、と、歴史がずっと続いていく気がします」
(文=オグマナオト)
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