1月期プライム帯連ドラ視聴率ランキング! 首位『刑事ゼロ』の沢村一樹は“新・視聴率男”襲名か!?
#ドラマ #刑事ゼロ
1月期プライム帯の連続ドラマがすべて終了した。そこで、全話平均視聴率によるランキング形式で、今期を振り返ってみたい。ただし、昨年10月期から2クールまたぐ、水谷豊主演『相棒season17』(テレビ朝日系)は対象外とする。
今期は高視聴率ドラマがなく、低レベルでの争いとなったが、11.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークした、沢村一樹主演『刑事ゼロ』(同)が首位に立った。
同作は、記憶を失った敏腕刑事・時矢暦彦(沢村)が、佐相智佳(瀧本美織)とのコンビで、新たな視点で事件を解決していくストーリー。
かつて、沢村は主演した『DOCTORS~最強の名医~』(同)シリーズが大ヒットしたが、近年は、『レンタル救世主』(日本テレビ系)、『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!』(テレビ東京系)が不振に終わった。しかし、昨年7月期にオンエアされた『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系)が2ケタを突破し、低迷していた“月9”に風穴を開けた。そして、今回の『刑事ゼロ』も2ケタに乗せたことで、“新視聴率男”の称号を襲名したといってもよさそう。
4月期は、中条あやみ、水川あさみ主演『白衣の戦士』(日本テレビ系)に出演し、脇役に徹するが、今後は各局で争奪戦となるのは必至。ただ、これまでの実績があるテレビ朝日系が一歩も二歩もリードしているのは確かのようだ。
11.47%を獲得した、菅田将暉主演『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)は堂々の2位。同作は、NHK連続ドラマ小説『半分、青い。』を大ヒットに導いた永野芽郁が朝ドラ後、初のドラマ出演をすることでも注目を浴びた。ただ、なんせ日本テレビの日曜ドラマは“死に枠”と称されるほど、数字が取れない枠で不安視されていたが、菅田、永野の名演技が、そんな不安など一掃。全10話中、9話で2ケタに乗せる好調ぶり。最終回は15.4%で、今期のプライム帯の連ドラ(『相棒』除く)で最高値をマークし、有終の美を飾った。菅田、永野共に、今後もオファーが殺到するのは間違いなさそうだ。
『3年A組』とわずか0.01%差で3位になったのは、北川景子主演『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)。同作は2016年7月期にオンエアされた『家売るオンナ』の第2弾。第1弾も11.6%と高視聴率を記録したが、今シリーズも安定した数字で推移。全話2ケタは、今期の連ドラでは同作のみ。いささか、主人公の不動産屋・三軒家万智(北川)のキャラづくりの度が過ぎる感はあったが、それでも変わらぬ人気で続編への期待も大だ。
4位につけたのは、関ジャニ∞・錦戸亮主演『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)で10.8%。これまで、錦戸は主演ドラマでなかなか数字を取れなかった。また、タイトルも沢口靖子主演『科捜研の女』(テレビ朝日系)のパクリとあって、前評判は決して高くなかった。それでも、作品自体の評価で、下馬評を覆して2ケタに乗せたのは、大いに評価される。これで、低迷が続いていたフジ月9ドラマは3クール連続の2ケタ台をマークし、本格的に復活ののろしを上げた。
僅差の10.6%で5位に入ったのは、杉咲花主演『ハケン占い師アタル』(同)。杉咲は前回の主演作『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)が8.3%と伸びなかっただけに、同作も下馬評は低かった。しかし、人気ドラマ『刑事ゼロ』の後番組であることも功を奏したのか、全9話中、7話で2ケタを突破。毎回、違う出演者を中心にしたストーリー展開で、杉咲は主演なのに、登場シーンが少ないという異色のつくりだった。とはいえ、2ケタ取ったことで、杉咲も株を上げることになりそうだ。
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