トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > カルチャー > ネット  > Googleマップの激変で迷子が増加?

これは劣化だよ……Googleマップの激変で迷子になるのは避けられない非常事態

これは劣化だよ……Googleマップの激変で迷子になるのは避けられない非常事態の画像1
「Googleマップ」より

 Googleマップがおかしい! 3月21日以降、Googleマップの不具合が明らかになり、戸惑いが広がっている。もはや生活に密着した地図の突然の変化は、確実に生活に支障を来そうとしている。

 Googleマップが改変したのは、これまで同社と契約していた地図会社大手のゼンリンとの契約が解除されたからと指摘されている。現にGoogleマップでは、これまで表記されていたゼンリンの権利表記が消えているのだ。

 Googleはゼンリンからの提供を取りやめ、自社の地図データを用いているようだが、これによって地図が錯乱状態になってしまっている。本来は道ではないところが道だと表示されたり、存在する道が消滅したりしているのだ。例えば東京都中央区の築地本願寺を見てみると、境内に道が表示される状態に。確かに、境内を歩いて通り抜ける人は多いのだが、本来は道ではなく「本堂に一礼を」という案内もあるところ。あまりにも罰当たりな表示である。

 このように、本来は道ではない個人の住宅が抜け道かのように表示されているのは当たり前。揚げ句の果てには、山の陰が海になったりなど空撮データ絡みの不具合までもが明らかになっている。

 ここ10年あまりのGoogleマップの進化は、人々の生活を一変させた。かつては、仕事で外回りをする人は手帳サイズの地図を持つのが常識。会合などでも、住所とともに詳細な地図を添えるのが当たり前だった。ところが、Googleマップの登場で、そうした手間が減少したのである。

 このGoogleマップ改変での、不具合、劣化によって、あたかも知らない土地に目隠しされた状態で放り出されたようになってしまったわけだ。当然、Googleのことだから、これから改善はされていくのだろう。だとしても、その間はどうすればいいのか。ひとまずNAVITIMEにでも頼るか……。
(文=大居候)

最終更新:2019/03/26 23:00
ページ上部へ戻る

配給映画