坂本龍一の嘆きにひろゆき以下ツッコミ殺到の「ポジション瀧」とは?
#薬物 #コカイン #ピエール瀧 #坂本龍一
ピエール瀧のコカイン逮捕を受け、電気グルーヴの作品を扱う、ソニー・ミュージックレーベルズはピエール瀧、電気グルーヴのCD、映像作品などすべての関連商品の「出荷停止、在庫回収、デジタル配信停止」の措置を行った。
これにミュージシャンの坂本龍一がTwitterで「なんのための自粛ですか? 電グルの音楽が売られていて困る人がいますか? ドラッグを使用した人間の作った音楽は聴きたくないという人は、ただ聴かなければいいんだけなんだから。音楽に罪はない」と苦言を表明し話題となっている。さらにファンの間でもCD回収撤回を求める署名運動がネット上で巻き起こっている。
さらに、坂本のツイートに対し、匿名掲示板2chの開設者として知られるひろゆきこと西村博之が「そもそも、電気グルーブのピエール瀧さんは音楽作ってないんですけどね、、、」(原文ママ)とメンションでツッコミを入れ話題となっている。
メディアの報道はピエール瀧がミュージシャンとして紹介されがちだが、実際は「楽器の弾けないミュージシャン」であり、その立ち位置は「ポジション瀧」ともいわれる。実態はどのようなものだろうか。
「瀧は『何もできない』と言われがちですが、実際は電気グルーヴ結成前後まで映像制作会社に務めており、映像に関しての造詣は深いといえます。電気グルーヴ関連の映像制作も行っています。さらにアルバムで作詞、作曲も手がけています。彼らの音楽であるテクノミュージックは石野卓球が『楽器が弾けず、楽譜が読めなくても作れる』とラジオ番組『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)で周知したことでも知られます。電気グルーヴに対して、瀧の音楽的な貢献がまったくないわけではありません」(音楽ライター)
ただ、表舞台においては「ポジション瀧」を貫き通したといえる。
「新人時代の90年代はじめに『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)に出演し、ダウンタウンと共演した時には、松本人志から『君、いらんやん』とツッコまれています。瀧は電気グルーヴのメンバーの中ではもっとも明るいキャラのため、こうしたポジションを誇示することで知名度向上に役立っていたといえるでしょう。電気グルーヴの広報担当にしてフロントマンが瀧だったといえます」(前出・同)
瀧のポジションは、イギリスの人気ロックバンド、ハッピー・マンデーズのフロントマンながら楽器ができず、ひたすらオリジナルダンスを踊るベズに例えられたこともあった。唯一無二の存在であっただけに、逮捕は残念と言わざるを得ない。
(文=平田宏利)
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