トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『あいのり』つまらなさすぎる!
36歳未婚彼女ナシ男の『あいのり』レビュー

『あいのり』シャイボーイ投入で”でっぱりん劇場”が加速……もう、おなかいっぱいです!

#20 相変わらずの“でっぱりん劇場”……もう、いいって!

 東大卒のAI(エーアイ)の告白を断り、3カ国想い続けてきた美容師の英クン一直線かと思いきや、でっぱりん、今度は女性不信のアパレル・じゅんきですか。OK、告白してすぐ帰ってほしい。じゅんきと末永くお幸せに。あざした!

 これでレビュー終えたい気持ちです。

 本当にもう、でっぱりんの、でっぱりんによる、でっぱりんのための『あいのり』は飽きました。でも、彼女が悪いわけではありません。一生懸命恋愛しています。でっぱりんに頼りっきりの『あいのり』に問題があるんです。Twitterで「あいのり観ている方、感想をDMでください」とつぶやいたところ、30通を超えるDMが届きました。そして、そのほとんどが「僕たち、私たちは、でっぱりんでおなかいっぱいです」というメッセージでした(同時に、「スタジオメンバーがつまらん」「女3人で同じような意見ばっかり」「ゲストほとんどしゃべらないし」「オードリーがいた頃のほうがいろいろな意見が出て面白かった」「春日と若林出せ」「私たちのオードリー返せ」といった意見も多かったです)。

 少し脱線しましたが、僕だけじゃない。視聴者は、でっぱりんに飽きています。しかし、シーズン1の人気メンバー・シャイボーイや、かすがまで引っ張り出してきて、でっぱりん劇場を加速させる『あいのり』。パティシエ見習いのトムが劇団主宰の桜子にアタックするのも「でっぱりんのフィナーレの前座」に見えてしまう僕は性格が悪いのでしょうか?

 トム、最後の最後に好感度ブチ上がりました。学生時代は格闘技を学び、心技体の道を歩んできた僕にとって、すぐ泣いたり、ビューラーやコンシーラーを持ち歩くトムは嫌いなタイプの男でした。でも、たくさんのバラの花が並んだ見事なケーキを作り、テンパりながらも桜子に告白し、返事について「フィフティフィフティ」を「ハーフ&ハーフ」と言い間違える彼のことが少し好きになりました。「俺と一緒に日本に帰ってくださいではなくて、俺と一緒に日本に帰ったら幸せにするよって気持ちを伝えたほうがいい」というシャイボーイのアドバイスなんか聞かなくてもいい。自分の気持ちを、自分の言葉で伝えられたなら、それでいいじゃないか、トム。「お前の泣き芸はもういい」とか言ってごめん、トム。告白、良かったよ、トム。グッときた。来週、幸せになって日本に帰れるといいね。

 そして、何よりも僕が大絶賛してきた「萌え袖の天才・みゃあ」が一言もしゃべらず。怒るで、ほんまに。

◆毎週木曜新エピソード配信中『あいのり Asian Journey SEASON2』<https://www.netflix.com/jp/title/80174280>

 

ハッピーエンドを前提として』(KADOKAWA)

ウイさんの初の著書『ハッピーエンドを前提として』(KADOKAWA)が好評発売中。彼氏がいてもいなくても、結婚しててもしてなくても、女も男も、みんなで読みたい恋愛指南書です。

最終更新:2019/03/20 18:00
12
ページ上部へ戻る

配給映画