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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > “清純派”を脱却、大成した女優たち

追突事故を起した蒼井優にチャンス到来!? 奇行続きも、後に大成した元“清純派”女優たち!

精神的につらすぎて……

 87年にCM『三井のリハウス』の初代リハウスガールを務め、一躍脚光を浴びた宮沢。その後も映画に主演すれば『ぼくらの七日間戦争』(1988)で日本アカデミー賞新人賞を受賞し、歌手としては小室哲哉の楽曲提供により「ドリームラッシュ」でスマッシュヒット。篠山紀信撮影による「Santa Fe」(朝日出版社)ではヘアヌードを披露し、ひたすら超一流芸能人への道を歩んでいた。

 そんな宮沢のつまづきの始まりはやはり、92年の関取の貴花田(花田光司)との婚約と破局だろう。

「国民的アイドルと相撲界のスーパースターとの婚約は、当時としてはセンセーショナルな話題でした。ですが、結局は破局。その後の宮沢は自殺未遂や拒食症など、精神を病んでしまい女優業も振るわなくなってしまいました。09年には実業家の男性と結婚しますが、やはり後に離婚しています」(同)

 しかしその後、13年の舞台『おのれナポレオン』の主演・天海祐希が軽度の心筋梗塞で倒れ、宮沢が代役に抜擢。たった2日間の稽古で主役を見事演じ切ったことに称賛の声が集まり、現在では映画や舞台で女優としての地位を築いている。また、私生活では18年3月にV6の森田剛と再婚している。

 そして、俳優の堺雅人と結婚し、現在子育てで忙しい菅野美穂も、“奇行女優”を語る上で忘れてはいけない存在だ。

 92年に『桜っ子クラブ』(テレビ朝日系)の番組内ユニット「桜っ子クラブさくら組」でデビューした菅野。今でこそ演技派で知られるが、当時はいわばB級アイドルの一員であり、ダンスや歌などのパフォーマンスもこなしていた。だが、95年に朝の連ドラ『走らんか!』(NHK)への出演で注目を集めると、翌年『イグアナの娘』(テレビ朝日系)で演技力を高く評価され、女優としてブレイク。しかし97年の本人の誕生日に突然ヌード写真集を発売し、世間に衝撃を与えた。

「当時、菅野は売り出し中のアイドル女優でしたし、ヌード写真集を出版する理由もよくわからなかったので、さまざまな臆測を生みました。『交際していたカメラマンに騙された』だとか『行為中や事後の写真も紛れている』など散々な言われようでした。後年、本人は『本当の自分を撮っておきたいと思った』と述懐していますが、本当のところはよくわかりませんよね」(同)

 波乱万丈ぶりは三者三様であるが、現在は各々が演技派女優としての地位を確立している。さまざまな出来事が彼女たちの人生に厚みを持たせ、芸の肥やしとなったことは確かなようだ。

最終更新:2019/03/20 10:16
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