眞子さまご成婚に影を落とす小室圭さん母は「失踪?」「蒸発?」週刊誌が追う
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
小室佳代さんがひきこもり状態!?
お次は、また眞子&圭問題である。新潮によれば、美智子皇后までが最近、「小室さんのお母様は、いまどこにいらっしゃるの。なぜ、誰も把握できていないのかしら」と、しきりに側近に訊ねていると報じている。
たしかに、小室圭の動向は伝えられるが、母親の佳代がどうしているのかは、ほとんど報じられない。勤務先の洋菓子店も長らく休んでいるようで、「蒸発」「失踪」などという物騒な言葉も飛び交っているのである。
そこで新潮が、小室一家が住んでいる自宅周辺を聞き込みしたところ、住民がこう話している。
「圭さんが渡米後も、引き続き自宅に住み続けています。職場を休んでいるのは、外に出て騒がれたくないからで、同居する80代のお父さんに食材などの買い物を頼み、本人はひたすら自宅に引き籠っているのです」
よかったと思うが、週刊誌にあることないことを書かれて、たぶんうつ状態なのではないのだろうか。心配である。
先週文春が報じた、大林組のリクルーターが就職希望の女子大生に対して、内定を餌に肉体関係を何度も結んでいた件で、新入社員の斉藤絵美(24・仮名)が、ハラスメント問題を担当する古瀬耕司人事部長と女性の人事課長に事情聴取されていた。
だが、古瀬たちからは、「なぜ、断れなかったのか」「彼氏に対して、申し訳なさとか逃げ出したいとは思わなかったんですか」「どっちが分が悪いと追っていったら、高橋さん(加害者=筆者注)の方がよほど分が悪い」「(会社にレイプがいるみたいなことをいうのは=筆者注)今後のあなたにとって損をすることが多いと思いますよ」と、まるで彼女が悪いといいわんばかりで、「典型的なセカンドレイプです」(新村響子弁護士)
最後まで彼らから、「つらい思いをさせて悪かった」という言葉はなかった。彼女はこのやりとりを録音していて、文春デジタルで聴くことができる。
今やまさに相続ブームといっていいかもしれない。
現代がこの問題に目をつけ、毎週、相続問題についての特集をやって、部数を伸ばしている。
遅れてはならじと、他の週刊誌もワイドショーも追随して、相続無くしては夜も日も明けないようだ。
現代は今週、樹木希林の見事な「死後の手続き」をやっているが、これはここで紹介した女性セブンの焼き直しである。
樹木は、亡くなるまでに相続を終えていた。不動産の名義変更、二次相続で多額の相続税を取られないよう、亭主の内田裕也には一切、不動産はやらず、子どもへ全て相続させ、孫へも生前贈与をしていた。
内田には、生きていけるだけの現金を渡していたという。内田もそれで納得していたのだろう。
その内田が、樹木の後を追うように3月17日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。享年79。
何回かの離婚の危機があったが、樹木は別れるつもりはなかったといっていたし、内田もその気はなかったのであろう。
妻唱夫随。内田がロックシンガーとしてどれほどのものかは、私は知らないが、樹木希林という見事な女を妻にしたことが人生最大の仕事であった。
あの世でもまた激しい喧嘩をするのだろうか。合掌。
古館伊知郎は、『報道ステーション』(テレビ朝日系)を離れてからパッとしなかったが、NHKの『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』で、ようやく彼の話芸を活かせる番組が見つかったようである。
私はたまに見るだけだが、見始めると見続けてしまう。「鬼」という名字がある。先祖は朝鮮出兵の時、鬼のように強かったと豊臣秀吉から、そう名乗れといわれた武将が先祖だそうだ。
「毒島(ぶすじま)」という名字がある。群馬県桐生市に多い名字で、その由来はトリカブトの別名である「附子(ぶす)」とされているようだ。
トリカブトは漢方の生薬としても使われる薬草で、その薬の製造に関わっていた人たちが、この名字を名乗ったそうである。
「目」という名字もある。これは「さっか」と読むそうだ。由来は1000年以上も昔にさかのぼる。奈良時代に設けられた官職に由来し、事務や文書の作成などの行政全般を司っていた。すべてに目を通していたことから「目」の字が当てられたという。
私の「元木」という名字は四国に多いと聞いたことがあるが、私の家は四国とのつながりはない。
変わった名字の由来をテーマにする番組はこれまでも多くあったが、これは古館の話芸で、面白く見せていると思う。
ところで、権利者の許可なくネットに上げられたと知りながら漫画、写真、論文などをダウンロードすることを違法とする著作権法改正案を、自民党が通常国会への提出を見送ることを決めた。
まだ自民党にも“正気”の人間がいたということか。こんなものが通れば、こうした週刊誌批評もできなくなるかもしれないと心配していただけに、ひと安心ではある。だが、権力者にとって都合のいいこの法改正を諦めるとは思えない。まだまだ要注意である。
さて、日本は人工透析大国といわれ、全国で約32万5,000人が透析を受け、昔は保険がきかなかったが、現在はきくため、医療費は年間1兆5,500億円になるという。
腎臓病患者にとっては「命綱」だが、東京の福生病院で、患者に「透析を止めますか」と聞き、患者は「透析中止」を選び、透析を止めたため、患者は亡くなった。
そういう患者が4人いたことが明らかになって、「悪魔の医師」「自殺ほう助」ではないかという批判が起こっている。
だがポストは、この判断は間違っていないと、腎臓移植の名医、万波誠医師にいわせている。万波医師はこういう。
「複雑な経緯もあるから、第三者が軽々しく言うことはできないが」と前置きして、「透析が嫌な患者はいくらでもいる。なんでもかんでも透析をするというのはおかしい。患者の意思を尊重して、透析をやめたい人はやめる。強制する必要はないと思う」
透析は人間の体にいいものではないし、しんどい。
「人間らしく生きるためには、腎臓移植の方がいいが、ドナーが少ないから最初から諦めている人が多い。(中略)諸外国では移植手術の件数がどんどん増えている。しかし、日本では透析患者ばかり増え、移植の数は10年前とほとんど変わっていない。理由は行政のシステムや法整備の違いとしか言いようがない。外国ではドナーを増やし、移植を推進しているが、日本は『透析でいいじゃないか』で止まり、患者は『死ぬよりいい』と我慢させられている。中には透析の苦しみから逃れるために、海外に行って移植手術を受ける人がかなりいる。これが現実です」
私も糖尿病だから、これから透析を受けることになるかもしれない。苦しいのは嫌だな。
透析をやめることはけしからんと批判するだけではなく、こうした移植を増やし、患者の苦痛を和らげる(死なしてはいけないとは思うが)治療を考えることもメディアの役割である。
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