常盤貴子『グッドワイフ』最後は大団円も、視聴者は賛否両論……日本的な結末に原作ファンからは批判も!
#小泉孝太郎 #唐沢寿明 #常盤貴子 #どらまっ子 #どらまっ子KOROちゃん #グッドワイフ
賛否両論巻き起こる最終回!
■詰め込みすぎ? 猛スピードで進む最終回!
多田が起訴されて終わりましたが、今回は多田の事件の調査と裁判がメイン。最終回直前でこの展開ということで、放送前から「本当に1話で終わるの?」「終わるつもりないだろ」とツッコミの嵐でしたが……。
結論から言うと、無事に終わりました。が、テンポが猛スピード(笑)。まるで高速ジェットコースターに乗ってるような感じで……(汗)。それも、意外と簡単に無実だということも発覚(笑)。その上、多田の事件のストーリーばかりが進み、壮一郎が裏で捜査していた検事正と裁判官の癒着に関しては、最後の“大ドンデン返し”風に描いていたものの、その前は詳しく描いておらず……。そのため、視聴者もこのドンデン返しには、あ然となった様子で、放送直後のネットには「あの最後の壮一郎の展開はもう少し詳しく描いて欲しかったわ」「突然すぎて笑った」「なんだろうこのモヤモヤ感(笑)」と、正直あまりいい反応はなく、ブーイングに近いものが(苦笑)。
だ~か~ら~、壮一郎の事件の方をもう少しまとめればよかったのに! なんで、「本当の黒幕は誰だ!」というネタで引っ張ったのでしょうか!? まとめたら2話ぐらいは残るし、そこで今回の件を詳しく、面白く描けたような気がするんですけどね~。
ドラマ全体的には面白かったですが、展開の時間配分だけはちょっと許せませんでした。
■大団円も、都合よく描きすぎ?
結局、多田の疑惑も晴れ、杏子と壮一郎は円満離婚。さらに、杏子と戦った朝飛(北村匠海)は神山(賀来千賀子)の父親(橋爪功)の弁護士事務所に就職し、円香と杏子の仲も元通りと、すべてがハッピーエンドの大団円になりました。
ですが、この終わり方にネットは賛否両論。細かく言うと、原作ファンVS日本版ファンといったもの。明るいハッピーエンドの日本版に対し、原作の最終回は、主人公が浮気を繰り返していた夫を捨て、新しい男(イタリア料理が似合うジゴロ風なおじさん)と一緒に再出発するというもので、原作の毒気や皮肉を抜いて無難にまとめた感じがいただけないといった感想が。
まあ、ハチャメチャでアメリカンな展開が目立つ原作をまるっとそのまま日本で放送したら苦情や批判が来るに決まってますからね。(原作は主人公が多田に当たる人物と不倫し、さらに多田に当たる人物が裁判中に撃たれて死亡。また円香にあたる人物は、撮影中に主人公の役を演じている女優と仲が悪くなり、最後は電話で謝罪し仲直りという出演だけに……。それぐらい展開がヤバイです(笑))。
苦肉の策だったのでしょうかね(笑)。ですが、個人的にはこの展開はすごく良かったし、最後の身内でワイワイする裁判シーンも最初は「え? このシーン必要?」と思いましたが、まあ、日本的な終わり方にするならあったほうがいいかもなと。
明るく登場人物たちの未来が垣間見られる終わり方で満足しました。
■視聴率悪かったが、ファンは獲得! 次回作を希望する声も
初回から段々と下がり、8~9%台をふらふら~っとする視聴率(それでもほかのドラマよりは良いほうかと)でしたが、ファンを多く獲得した様子で、視聴者からは「満足」「おもしろかった」との声が聞こえていました。元々、原作はシーズン6ぐらいまである大作ドラマですから、1シーズンにまとめるのは大変だったと思います。それだけに、次回作を希望する声も多く聞こえていました。
終わりが明るく前向きなものだっただけに、このまま終わりにしてもいいですが、できれば、離婚して一流弁護士として活躍する杏子が見てみたいなという気持ちも。(原作では、独立する展開もありますから、その展開を日本版でも見たいかも!)
日曜劇場はあまりシーズン2という展開をしないので、希望は薄いですが、ぜひ放送して欲しいです。
以上最終回のレビューでした。
グッドワイフが最終回を迎え、4月からは福山雅治主演の『集団左遷』が放送されるようですが、こちらはどうでしょうかね? オワコンと呼ばれている福山さんの演技に期待したいです。
(どらまっ子KOROちゃん)
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