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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 人力舎の”若手”アンダーパーに注目

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?

藤原「若いトリオに張り合うのはやめた」

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?の画像4

――そのおかげで今は順調になってきているのかもしれませんね。でも、去年の『キングオブコント』ではハナコが優勝しましたし、四千頭身も売れつつあります。年齢も芸歴も若いトリオが台頭しているのは、焦りませんか?

藤原 むしろ、そこと張り合うのをやめてから調子が良くなってきています。ハナコさんも四千頭身も華があってネタも面白い。芸人だったら、切れ味のある設定で大喜利として強いボケがあって、というネタにみんな一回は憧れるし、そこからつくりはじめるんですよ。僕らもそうだったんですけど、2017年の終わりくらいに「それじゃ意味がない」って気づいて、ネタの作り方を一気に変えたんです。結局のところ、人が強くないとコントも面白くない。僕はもともとマッチが人として変だと思ったから最初にコンビを組んだし、その対比として柏信さんを入れてトリオになったのに、その部分を全然使ってないな、ってことに気が付きました。だから設定や切り口はいったん置いておいて、2人の人柄が出るコントをやってみよう、と。いざ作ってみるとこの作り方のほうが楽だし、面白いネタが量産できると判明しました。

近藤 だいたいあってますけど、一個訂正です。僕は変じゃないです。

藤原 変だよ。

柏信 そうやって言うやつは変だよ。

――それはあとで詳しく聞くとして、おふたりにとってその変化はどうでしたか? 藤原さんが書いてきたネタをやっている中で、「作り方が変わったな」とわかるわけですよね。

柏信 僕はあんまりわかってなかったです。正直、いま言ってたのも「あ、そうなんだ」って聞いてました。

近藤 僕は全然やりやすい……やりやすいって言うと多分認めたことになっちゃうんですけど。でもそれでハマった感じはたしかにあります。僕らにしかできないネタになってきてる実感はある。

藤原 そのぶん、柏信さんのセリフ量は極端に減ったけど。

柏信 僕としては、覚える能力にあんまり長けてないので、すごい助かってます。へっへっへ。

藤原 「へっへっへ」じゃねぇよ(笑)。

柏信 いま自然と出た(笑)。

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?の画像5

――いい笑い方ですね(笑)。さてそれで、近藤さんが「変」という話なんですが。

柏信 異常性があるよね。

藤原 過去に、マッチが彼女から音が出るスイッチ付きのカードで手紙をもらったんですよ。それを「変なのが入ってる。盗聴器だ」って言い出して、一回洗って干して、壊してから手紙読んでましたね。

近藤 その場にいたら絶対盗聴器だと思うから。普通そういうカードって、開いたら鳴るじゃん。鳴らないのに何か紙の中に入ってるし、「え、怖」って思って。

柏信 だとしても、彼女なんだから信用してあげてよ。あと、そもそもそんなバレバレの盗聴器仕掛けないよ。

藤原 ほかにも、昔テコンドーやってたらしいんですけど、試合中に「つまらない」と思ってやめたとか。

――試合中に!?

藤原 ありえなくないですか? 試合に負けて「もうやりたくないな」って思うならわかるけど、いちばん熱くなってる試合中に思うんですよ。言い出したらキリがないくらい、多々ありますね。

柏信 団体競技も嫌いだし。

藤原 だからもう、よくトリオやってるなって思う。

近藤 めちゃくちゃ大まかに言ったら、俺あんまり人間が好きじゃないからね。大きな声では言えないけど。

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