NHK大河ドラマ『いだてん』、踏んだり蹴ったり! 視聴率低迷に加え、ピエール瀧が薬物使用で逮捕
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NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリンムピック噺~』が、まさに踏んだり蹴ったりの状態に陥った。
同ドラマは初回こそ、15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークしたものの、第2話で12.0%と急降下。以後、視聴率は低迷し、第6話にして、あっさり1ケタ台に陥落。2ケタに戻る気配もなく、10日放送の第10話は8.7%まで落ち込んでしまった。大河の視聴率が8%台以下に転落したのは、2012年『平清盛』(松山ケンイチ主演)第45話の7.3%以来、7期ぶりのこと。このままいけば、史上ワースト記録を更新してしまいかねない状況だ。
そんな中、マラソンランナーの主人公・金栗四三(中村勘九郎)が履く足袋を作る職人・黒坂辛作役で出演するピエール瀧容疑者が12日、コカインを使用したとして、麻薬取締法違反の疑いで、関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕された。
取り急ぎ、NHKでは16日オンエアの第10話の再放送で、瀧の出演シーンをカットすることを決めた。3月中は瀧の出演場面はもともとなかったが、すでに約3カ月先の分まで収録済み。瀧が演じる足袋職人の役はストーリー上、重要であるため、代役を立てて対応する見込み。とはいえ、途中でキャストが替われば、違和感が出るのは必至。
瀧はNHKとの関係が密接で、『いだてん』のほか、過去に『龍馬伝』『軍師官兵衛』と2つの大河に出演。朝ドラにも、『おひさま』『あまちゃん』『とと姉ちゃん』と3作に出演している。これらの作品のBSプレミアムでの再放送や、オンデマンドでの販売に影響が出るのは確実で、NHKとしてはなんとも悩ましいところ。
いずれにせよ、視聴率回復の糸口がまるで見えない『いだてん』。瀧の不祥事による降板、キャスト変更で、さらにネガティブなイメージがつくことになってしまった。
(文=田中七男)
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