テレ朝『ポツンと一軒家』、日テレ『イッテQ!』に再び勝利も、拭いきれない不安感
#日本テレビ #テレビ朝日 #世界の果てまでイッテQ!
昨年10月にレギュラー番組に昇格して以降、快進撃が続く、テレビ朝日系『ポツンと一軒家』が10日放送回で、再び、日本テレビの高視聴率番組『世界の果てまでイッテQ!』を破った。
同日、『一軒家』は番組史上最高の17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマーク。対する『イッテQ!』は16.5%にとどまり、2週ぶりに『一軒家』が勝利した。
2月24日、『一軒家』が16.4%、『イッテQ!』は16.3%で、僅差ながら、初めて『一軒家』が『イッテQ!』を上回った。
翌週の3日は、『イッテQ!』がイモトアヤコの新企画が始動したとあって、18.8%まで上げた。『一軒家』は15.9%で、『イッテQ!』が雪辱を果たしたものの、10日は『一軒家』が制した。ここ最近の流れを見ると、『イッテQ!』はイモト出演回に関しては、ほかの番組を寄せ付けていないが、イモトの企画がない週は、数字を落としている。
いずれにしても、今後も両番組によるハイレベルなバトルが繰り広げられそうで、もはやNHK大河ドラマ『いだてん~オリンムピック噺~』が、そこに食い込むことは極めて難しい展開になってきた。
レギュラー番組がスタートする前の予想をはるかに上回るレベルで、視聴率をグングン上げてきた『一軒家』だが、早くも“ネタ切れ”の不安が拭いきれなくなってきたようだ。
10日放送回では、和歌山県内の一軒家を探していたところ、営林署が管理する作業小屋であることが判明し、ロケが空振りに終わりそうになった。ところが、地元の人から別の一軒家の情報が得られ、「備長炭を作っている、黒いヤギと犬のいる家」を発見。田舎暮らしがしたくて、移住してきた一家の暮らしぶりが紹介されたが、番組ファンには違和感があったはずだ。
「通常、1時間番組で2軒の一軒家を訪ねるのですが、10日放送分では1軒のみ。番組が長く続けば続くほど、だんだんネタが切れてくるでしょうから、今後1軒のみの紹介で終わってしまうことも増えてくるでしょうね。そうなってきたときに、視聴率がどう動くかが問題ですね。それに、今回のように、現地に行ってみたら、衛星写真で見つけた一軒家に誰も住んでいないこともあるでしょうし、一軒家が見つかっても、住人が不在の場合もあるでしょう。そういったことが多くなってくると、空振りで番組が作れなくなってしまいますから、この番組はそのような不安がつきまとうでしょうね」(テレビ誌関係者)
『イッテQ!』と肩を並べるまでに急浮上してきた『一軒家』だが、この先、いつまでこの勢いが継続できるのだろうか?
(文=田中七男)
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