霜降り明星・粗品が『R-1』制覇で激プッシュの吉本は安堵! ライバル不在で一気に天下取りも?
#お笑い #R-1ぐらんぷり #霜降り明星
ピン芸人日本一を決定する『R-1ぐらんぷり2019』の決勝戦が3月10日にフジテレビ系で放送され、漫才コンビ・霜降り明星の粗品が優勝した。昨年末の『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)に続いての優勝で、『M-1』と『R-1』の2冠は史上初となる。
「もともと粗品は、ピン芸人としてよしもとクリエイティブ・エージェンシーに入ってきていて、2012年に19歳でMBSの深夜番組『オールザッツ漫才』の若手トーナメントで優勝しています。当初から、『M-1』よりも『R-1』で先に結果を出すのではないかとも言われていたので、むしろ今回の優勝は遅かったくらいです」(お笑い関係者)
粗品の『R-1』制覇でとにかくホッとしているのは、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの上層部か。
「ここ数年、よしもとは霜降り明星を相当プッシュしていました。しかも、これまでの若手芸人であればアイドル的な人気先行の“ゴリ押し”という形が多かったのですが、霜降り明星の場合は、とにかく“実力派”として売り出そうとしていた。そのためには、有名賞レースで結果を出すことが必要であって、よしもとの霜降りプッシュが賞レースに影響を与えているなどと囁かれたこともあったんです。でも、『M-1』と『R-1』とでしっかり結果を出したことで、プッシュは無駄にならずに良かったと、よしもと幹部も胸をなで下ろしているでしょう」(同)
今回の『R-1ぐらんぷり』決勝戦の内容そのものはどうだったのか。ある放送作家はこう話す。
「このところのお笑い賞レースの場合、決勝戦に進出した中でも、3分の1から半分くらいは、スベってしまうことも多いんですが、今回の『R-1』はほぼ全組がウケていましたね。みんなが笑いをしっかり取れている状態での審査だったので、多少難しいところもあったはずです。ただ、ほぼ全組がウケていた分、粗品も含めて、突出して目立った芸人がいなかったのも事実ですね」
賞レースでは優勝者よりも準優勝者のほうが売れるという法則もあるが、今回は当てはまりそうにないという。
「良くも悪くもインパクトを残した芸人がいなかったということで、すぐにバラエティー番組でハネそうな芸人はいませんね。そうなると、結局注目が集まるのは優勝した粗品ということになる。これは完全に霜降り明星に有利な風が吹いていますから、今年は彼らが一気にスターダムを駆け上がるかもしれません」(同)
お笑い界に久々に現れた期待の星・霜降り明星。粗品の『R-1』優勝で、天下を取る準備は万端に整ったようだ。
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