トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 1月期連ドラの視聴率がレベル低すぎ

1月期の民放連ドラ「超低レベル」の視聴率争い……2ケタ突破は3作のみか?

1月期の民放連ドラ「超低レベル」の視聴率争い……2ケタ突破は3作のみか?の画像1
左:『刑事ゼロ』、右上:『家売るオンナの逆襲』、右下:『3年A組-今から皆さんは、人質です-』/各番組公式サイトより

 1月期の民放連ドラがいよいよ佳境を迎えているが、視聴率はなんとも低レベルで、平均で2ケタを超える作品が3作しか出ない可能性もありそうだ。

 北川景子主演『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)、高畑充希主演『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)、常盤貴子主演『グッドワイフ』(同)など、それなりに話題作があった今期だが、始まってみると、全体的に視聴率は超低調。

 2クールをまたぐ、水谷豊主演『相棒season17』(テレビ朝日系)を除き、現時点(7日放送分まで)で、平均視聴率トップは、沢村一樹主演『刑事ゼロ』(同)の11.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)なのだから、なんとも低レベル。

 これを僅差で追うのは『家売るオンナ』の11.3%、3位は菅田将暉主演『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)で11.1%。現状、『刑事ゼロ』『家売るオンナ』が伸び悩んでいるのに対し、『3年A組』は第5話から6週連続でアップし、10日放送の最終話では15.4%まで上げた。他のドラマの伸び悩みを鑑みれば、最終的にトップに躍り出る可能性もある。

 とはいえ、首位となるドラマの全話平均は11~12%台にとどまりそうで、前クールのトップだった、米倉涼子主演『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)の15.7%と比べると、なんとも低水準だ。

 そのほかに、平均で2ケタを超えているのは3作で、関ジャニ∞・錦戸亮主演『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)が10.7%、杉咲花主演『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系)が10.6%、『メゾン・ド・ポリス』が10.4%といったところ。

 しかし、この終盤に来て、『トレース』は3週連続、『メゾン・ド・ポリス』は5週連続で1ケタ台に甘んじており、ジリ貧状態。『アタル』も第6話と直近の第8話で2ケタを割っており、完全に盛り上がりに欠けている状況だ。これらの3作は、終盤で大きく数字を落とせば、平均で1ケタに転落してしまう危機に瀕している。仮にそうなってしまうと、今期の民放連ドラで2ケタを超えるのは、『刑事ゼロ』など3作のみということになってしまう。

 今や、ドラマの視聴率は10%を突破すれば、“ヒット”といわれるような時代だが、クールのトップのドラマが11%台、2ケタ台が3作だけではさすがにさびしすぎる。ギリギリのところにいる『トレース』などの3作には、なんとか最後のがんばりを見せて、2ケタ台をキープして終えてほしいものだ。
(文=田中七男)

最終更新:2019/03/11 17:00
ページ上部へ戻る

配給映画