新メンバードタキャンで番組ADが急きょ参戦!? 『あいのり』グダグタすぎる展開にがっかり……
#あいのり #Netflix
#18 トムが桜子にアタック開始も、あいのりは”でっぱりん劇場”で終わってしまうのか
AIを降ろしたラブワゴンは中央アジアのキルギスを進みます。しかし、ここで問題が。冒頭「キルギスはあいのりシーズン2最後の国」というアナウンスがされるので。非常にまずい展開です。このまま終わったら『あいのり』は男女7人、真実の愛を探す旅ではなく“福岡の狂犬でっぱりん劇場”で終わってしまうのです。僕たちが10代の頃に夢中になったのは、主役がコロコロ替わる『あいのり』でした。このままでは、ずいぶんと違うものになってしまう気がします。
そのでっぱりん、AIを振ってから元気がありません。美容師の英くん(今さらですが、ガンバ大阪の元日本代表、遠藤選手に似てきた。つまりガチャピンにも似ている)とさっさと結ばれて帰ればいいのに。AIロスでしょうか。もし、この先シーズン1のように、ラブワゴンでは結ばれなかった2人が日本で再会して結ばれるような演出をシーズン2でもやったら、めちゃくちゃ失望しますけどね。非日常で旅をしながら結ばれる、という『あいのり』の根源を揺るがしかねません。
しかも、でっぱりんは英くんにAIのような立ち振る舞いを求めます。「英くんは優しいイメージしかない。怒ったりしたところ見たことない」と言うのです。つまり、AIのように泣いたり怒ったりしなさい、というメッセージです。感情の表現には個性があり「これが正解」なんてものはないはずなのに、自分が振った男の長所をほかの男に求める。ますますアンチでっぱりんになってしまいそうです。英くんも、いつも眠そうな目を早く覚ませばいいのに。
新メンバーにもがっかりしました。心底がっかりしました。呼ぶ予定だったメンバーが土壇場で来られなくなったという理由で、『あいのり』の童貞AD・たいぞーがメンバーとして入るのです。しかも、たいぞーはカザフスタンから同行していたため、メンバーとはすでに顔なじみ。そもそも、急に来られなくなるような可能性のある人物を採用したりするのでしょうか? 無理があります。キルギスが最後の国だから、新メンバーを呼ばなかったのでしょうか? とにかく、めちゃくちゃシラけます。過去最低の展開。全然面白くもなんともない。こんな展開だったら6人のまま旅を続け、それぞれができる限りの結末を迎えてほしかった。
そんな中、ようやく泣き虫パティシエのトムが劇団主宰・桜子にアタックを開始するのですが、ここでもでっぱりん。トムを呼び出し、アドバイス。決してでっぱりんが悪いわけではないのです。でっぱりんに依存し、そこから抜け出せない『あいのり』の展開に疑問を抱いてしまいます。ずいぶんと前から桜子、みゃあ、じゅんきという、めちゃくちゃ個性的でポテンシャルを持ったメンバーが完全に脇役扱いにされてしまっているのです。
そして、最後の最後に、エピソード1に登場していたシャイボーイの登場。なかなかインパクトが大きいメンバーだったので「お? どうした?」と思いましたが、再登場の理由が「英くんとなかなか進展がないでっぱりんのピンチを救うために歌を届けに行く」とのこと。ここでもでっぱりん……。
恐らくあと3話前後で、シーズン2は終わりを迎えます。このまま“でっぱりん劇場”で終わるのか、視聴者が驚くような展開があるのか、いちファンとして見守りたいと思います。
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