児童の4人に1人が見知らぬ大人と接触……世界ユーザー5億人のTikTokがロリコンの漁場に!
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全世界で5億人のユーザー数を誇り、日本でも若者を中心に大人気のアプリ・TikTok。運営元の中国ByteDance社は、時価総額750億ドル(約8兆3,800億円)と急成長を見せている。その一方で、アプリの安全性をめぐっては懸念の声がたびたび上がるなか、TikTokが小児性愛者に悪用されているとの指摘が出てきた。
英・児童虐待防止協会(NSPCC)が同国内で約4万人の児童に調査を行ったところ、25%に当たる約1万人の児童がTikTokなどのSNS機能の付いたアプリを通し、面識のない人物と知り合ったことがあると答えたというのだ。さらに、20人に1人の児童が、動画配信アプリなどで裸の写真や動画を送るよう要求されたことがあると報告している。
英「デイリー・ミラー」によると、TikTokには年齢制限が設けられており13歳未満の利用は認められていないが、実際に厳しい年齢チェックは行われていないとのこと。さらに、TikTokを利用する児童が小児性愛者のターゲットとなっていることから、同国内の小中学校では保護者に対し、危険性を認識するよう呼びかけているという。
一方、アメリカでは運営元のByteDance社自体が、子どもたちをターゲットに違法行為を行っていたとして処罰されたばかり。米連邦取引委員会が、TikTokが違法に児童の個人情報を収集していたとして、570万ドル(約6億3,200万円)の制裁金を同社に科した一件だ。アメリカでは13歳未満の子どもから個人情報を収集する際は事前に保護者の同意を得るよう義務付けているが、同委員会によると、児童のEメールアドレスや電話番号、本名、プロフィール情報、顔写真などを、保護者の了承なく、違法に収集していたという。
無邪気な子どもたちを大人がひそかに食い物にする行為に対しては、その目的が小児性愛であろうがビジネスであろうが、嫌悪感を抱かざるを得ない。
(文=青山大樹)
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