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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 谷桃子が見せた有終の美

エンタメ界の新たな指標に!? グラドル谷桃子とレスラー飯塚高史が見せた“やり切る有終の美”

 話を『ゴッドタン』に戻そう。現在、夫を支えるため福岡に住まいを移した谷から、レギュラー陣に最後のメッセージが送られてきた。その内容は以下だ。

「遅くなりすみません!! だっだーん! ボヨヨンボヨヨン! あっああ~~~!!! アイルビーバック!! ~to be continued~」

 谷も最後までキレキレである。そして、やはり最後まで隙を見せていない。

 おぎやはぎの矢作兼が、真顔で谷について語った。

「谷桃子のことを見習っていかなきゃいけないと思ったことが本当にある。困ったときに、『谷ならどうする?』って」

 谷のやり切る姿に感銘を受けたと告白したのだ。

 プロレスもバラエティも、今のファンは成熟している。谷も飯塚も素性は愚直ということは、恐らくみんなにバレバレだろう。最後に素の姿を見せ、ネタバレしてオチを付ける必要はない。

 テレ朝とテレ東の同日同時間帯で、両者の去りゆく姿は放送された。ただの偶然でしかないのに、だからこそこじつけたくなってしまう。やり切った2人の有終の美は、今のエンタテインメントの指針になり得る。「こんなときに谷ならどうする?」「こんなときに飯塚ならどうする?」と、リトマス紙代わりになると思う。湿っぽさを狙うのではなく、感動を拒絶する姿勢だからこそ、余計に感動した。

(文=寺西ジャジューカ)

最終更新:2019/03/05 14:00
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