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#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
今週の第1位は文春の西川廣人日産社長のインタビューである。西川は「ゴーンは日本人をナメていた」といっている。
ゴーン元日産会長の逮捕以来、インタビューに答えていなかった西川廣人社長兼CEO(65)が、文春に120分間“激白”している。
日経新聞も同日に西川のインタビューを掲載しているから、西川社長側に思惑があって、新聞1紙、週刊誌1誌を選んだのであろう。
内容はひとことでいえば「丸ごと自己弁護」である。いくつかあげよう。冒頭に紹介したように、西川は、「日本への敬意があれば、あんな不正ができるはずはありません」と前置きして、ゴーンは日本をナメていたと難じている。
最後にゴーンと会ったのは昨年9月下旬で、ルノーとの経営統合について話し合ったが平行線に終わったとし、「彼の不正を知ることになったのは、そう言い合っていた矢先のことでした。まさに青天の霹靂だったんです」と、自分が何も知らされていなかったかのように話している。
内部通報をきっかけに社員の何人かが調査を行い、その結果が西川に報告された。最初の感想は「何なんだ、これは」というものだった、「とにかくワケが分からなかった」というのだ。このような重大事を、彼に知らせないで社内で密かに動いたというのは有り得ないと思う。もしそうだとしたら、よほど西川は社内の信頼がなかったのであろう。
「私はまさか自分のボスが裏でこんな重大な不正行為をしているとは、思いもよらなかった」「私はゴーン氏と個人的に親しいわけではありません。(中略)今回の事件で高級マンション暮らしが取り上げられるまで、どこに住んでいるかも知りませんでした」
その一方で、ゴーンとは問題意識を共有していたから、「ゴーン氏のほうは私のことを、たぶん『日本人のボスとしても、外国人のボスとしても務まる男だ』と見ていたのでしょう」と、自己顕示することは忘れない。
ゴーンが約2兆円の有利子負債を抱えていた日産をV字快復させたことについても、「実際の改革を成し遂げたのは、工場、開発、販売……その前線に立つ従業員、それぞれの仕事の現場の力であり、一人のリーダーの力ではない」と斬り捨てる。
ゴーン・チルドレンの最右翼といわれ、僕(しもべ)のようにゴーンに付き従ってきた自分のことを棚に上げ、これからのルノーと日産とのアライアンスについても、自分がルノーの新会長と話し合い、「(自分なら=筆者注)良い方向に進化させることができる」と語る。
今回の件で日産の輝きが失われてはならない、より磨きをかけなくてはいけない、「それが、今の私に課せられた使命だと思っています」と、まるで自分に責任などないといわんばかりである。
世界(岩波書店)3月号で、会計評論家の細野祐二が「日産ゴーン事件の研究」を寄稿している。ここで細野は、有価証券報告書虚偽記載罪など、ゴーンが起訴されている罪状の一つ一つを検証している。
ここで詳しく紹介する紙幅はないが、ゴーンが先送りした50億円の報酬を、「手にする蓋然性は極めて低かったと判断すべき」だとし、この虚偽記載は根拠がないとしている。
また、会社私物化についても、海外の高額マンションは日産が購入したものだし、それをゴーンが専属的に使用していたということに過ぎない。そこには損失が発生していないから会計上の役員報酬とはならないそうである。
特別背任も、ゴーンが故意にやったことで日産の財産上の損害が認定できなくてはならないが、それはなかったから犯罪事実は成立しないとしている。
さらに、二回目の有価証券報告書虚偽記載罪では、報告書の代表者名は「西川廣人」と記載されれているから、「本件二回目の有価証券報告書虚偽記載罪が成立するとすれば、その主犯は西川廣人現社長になるはずで、ゴーン元会長はその共犯者あるいは幇助犯ということになる。特捜検察は、今回第二回目の逮捕において、正犯容疑者を逮捕することなく共犯あるいは幇助犯容疑者だけを逮捕した」と指摘する。
だが、特捜検察は、ゴーン容疑者の逮捕容疑のほぼ全てを日産の内部情報に依存しているから、検察と西川は共存関係にあるために、西川を逮捕できない。
「特捜検察は、一民間自動車会社の内紛に刑事司法をもって介入したばかりに、愁霜烈日たるべき法の正義を自ら歪めてしまった」と批判している。
私には会計法など全く分からないから、細野のいうことの三分の一も理解できないが、少なくとも、西川社長のいい分よりは利があると思うのだが。
【巻末付録】
もはや現代、ポストともにヘア・ヌードグラビアからは手を引きたいと考えているのだろう。
惰性でやっているようにしか見えない。そうならば早くすっぱりやめたらどうか。そう思うが、そうなるとデジタル版の写真集がつくれない。誌面から消してデジタルだけにして、雑誌を買った人間がそれを見られるようにすればいいと思うのだが。
とにかく今週は、まず現代から。
「女優・大原優乃、人気ドラマ「3年A組」に出演中」「藤崎里菜、凄いヌード-説明不要、見ればわかる」、撮影は西田幸樹である。
袋とじは「物語のあるSEXをあなたに/昼下がりのスナックで・・・」。いつもの物語のあるSEXシリーズ。
ポストは、いつもながらの“いきなり”「なをん/岡元あつこ、鼓草」。ページをあけるとコレだからね、ビックリ!
薄い袋とじは「あやみ旬果、浅草ロック座ストリップ動画-おっぴろげ映像におったまげ!」。
後半の袋とじは「美女11人のおっぱい当てクイズ-原寸大おっぱい生写真プレゼント」。
「日本人のSEXを変えたアレ/1989~1999年 女性誌『an・an』、SEX特集、ダイヤルQ2、イメクラ」
これも袋とじ「脊山さん!ここまでやっちゃうの?!-『大人のハダカ』披露 元日本テレビアナウンサー・脊山麻理子」。お次は「シン・モグラ四天王、砂浜のキャットウォーク 松川菜々花、遠山茜子、みうらうみ、黒木麗奈」。シン・モグラとはモデル+グラドルのことだそうな。
偉大なるマンネリ企画の勝者は? ポストのほうがやや気合が入っているから、ポストの勝ち。
(文中敬称略/文=元木昌彦)
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