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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > ラーメン屋が起こしたダムカレー革命
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第102回 

ダムがないならアレでカレーを!! ラーメン屋が起こしたダムカレーレボリューション!

パッと見はただのカレーライスだが……近所の人にはわかるかもしれない

■ふざけてないマジメな水門カレー

 最近、一部メディアを騒がせているダムカレーではあるが、実際に食べたことはあるだろうか? その名の通り、カレーとライスでダムとダム湖を形取ったメニューで、全国各地、ご当地にあるダムの形をカレーライスに落とし込んだ、地域活性化のためのご当地メニューである。

 しかし、千葉県にある一軒のラーメン屋の店主が、とうとう反乱を起こした!

 その店は、千葉県の習志野市にあり、残念ながら習志野には自衛隊はあってもダムはない。そこで店主が考えたのが、「水門」だった(妄想)!?

 お隣、八千代市を流れる新川にある「大和田排水機場」、つまり「水門」を、カレーライスに落とし込んだメニューがこれだ!

 そう、今日はこれを食べに来たのだ。

 着皿したカレーライスのダム部分は、円形の皿を直線的に分断するロックフィルダムに似た形式だ。

 本来ならダム湖となるはずの上流部分に浮いている2分割された味付け玉子は、川のほとりに2体ある乙女のブロンズ像を、そしてチーズは村上橋を、ネギはナガエツルノゲイトウ(水草)を表しているそうだ。そして、下流側に見える揚げ物はとんかつで、ダム(水門)を支える支柱を表現している。

 ダムカレーを食べる時の楽しみのひとつは、見た目そのものでもあるが、本来のダム見学の楽しみと同様、なんと言っても、放水の瞬間を再現することではないだろうか。

 ということで、ご飯のダム部分を少しづつ掘っていくと……やがて堰止められていたカレーが川下に向かって放水されるのだった。

 ま、当然といえば当然だが、ダムカレーを食べる人は、大人、子どもにかかわらず、ほぼ全員がやるに違いないお楽しみではある。

 今回の「大和田排水機場のカツカレー」のルゥは、かなり濃厚なタイプで、ダムの一部を掘り下げても、放水速度は非常に緩やかなものだった。

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