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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『はじこい』負けを知る深田恭子の強さ

負けを知ることで人は本当に強くなれる――ドラマ『初めて恋をした日に読む話』第7話

 その頃、山下の元に女性が訪ねてくる。それは、別れた元妻・優華(星野真里)だった。「もう一度やり直せないか」という優華に、山下は、好きな人ができたことを告白する。

 花恵会では、百田にひいきされる匡平に対し、嫌がらせをする生徒が出てくる。そんな相手に匡平は言う。「何をしてもいいが、勉強の邪魔をしたら容赦しない」。

 そう、高校時代、いじめに負けず勉強に打ち込んでいた順子と同じような姿だ。順子と匡平は、どこか似ているのだ。そんなところが、惹かれ合っているのかもしれない。

 ある日、ふとしたことから、百田が学歴や年齢を詐称していることがバレてしまう。全てを知った順子は、百田に会いに行く。

「匡平を自分に預けてほしい。絶対合格させる」そう言う百田に、順子は言い返す。

「匡平は私の生徒、あなたの寂しさを埋めるために、あげるわけにはいかない」

 順子が、初めて嫉妬心をあらわにした瞬間かもしれない。それでも、順子は理性的に判断し、理数に関しては百田にお願いすると告げる。

 嫉妬は必ずしも悪いことではない。それを、人を攻撃することや、自分を繕うことに使うのではなく、成長するためのバネにすればいいのだ。

 今回は、男性3人のアプローチも激しかった。山下は順子の家の窓から部屋に入ってくるし、匡平は街なかで順子を抱きしめた。積極的な2人に対し、雅志はなかなかハードルを超えられないといったところだろうか。

 ドラマの中で語られた、「先生は見送るのが仕事。いつか忘れられてもかまわない」という言葉。順子は、匡平との別れも想定しているのだろう。卒業まで約半年、別れが近づいてくる中で、2人はどんな選択をしていくのだろう。

(文=プレヤード)

最終更新:2019/02/27 20:00
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