トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 型破り中学教師マンガ『鈴木先生』
じゃまおくんのザオリク的マンガ読み

「ナマでヤるのはアリかナシか」で大激論! 型破り中学教師マンガ『鈴木先生』

■同僚たちのメンタルが次々と崩壊!

 生徒も大概面倒くさいのですが、先生たちもヤバイです。やはりブラックすぎる職場なのか、一見まともそうだった教師たちが突然メンタル崩壊し、廃人のようになってしまいます。

 1人目は、鈴木先生の同僚の体育教師、山崎先生。作品初期のころは鈴木先生の良き相談相手で、一緒に合コンしたりで仲良しだったのですが、途中から雲行きがおかしくなります。

 山崎先生は普段から過剰なスキンシップで女子生徒の間ではセクハラ教師として評判が悪く、生徒が非公式に行った教師の人気投票でワースト1になってしまいます。そして、人気No.1の鈴木先生に対して、嫉妬でおかしな行動を取り始めます。

「本当は鈴木ッお前が全部仕組んだんだろ!?」

 生徒の前で取り乱し、鈴木先生を罵倒し始める山崎先生。完全な八つ当たりモード。さらに、アンケート投票の首謀者である女子生徒にも詰め寄りますが……。

「女子生徒の体に…気安く触らないでっ!! 気持ち悪いっ!!」

などとボロクソに言われて、完全に精神崩壊。普段の言動までおかしくなり、ついには依願退職扱いに。その後は、教え子の姉が働いている風俗店に入り浸っていることまで発覚し、完全に教師生命が終わってしまいます。

 2人目は、家庭科の足子(たるこ)先生。最初のころは冷静な意見を言う、まともな教師だったのですが、鈴木先生と人気を二分するさわやかイケメン教師、岡田先生に振られてから、急激に情緒不安定になっていきます。教室で生徒に暴言を吐いたり、生徒を無視して授業を進めるなどし、ついに生徒側が足子先生の授業でストライキを敢行。足子先生もそれを受けて立つのですが、そのことがほかの教師たちに漏れると……。

「ちくしょうどいつだ、チクった奴は…ブチ殺してやろうか!?」

などと、およそ教師らしくない言動をするようになります。さらに、型破りな教育方針で生徒たちの支持を集める鈴木先生に対しても……。

「また鈴木先生が他人をダシにして株を上げて…! 大した英雄っぷりよね!! あんたなんか死ね!!」

などと言い放ちます。同僚に「死ねっ」なんていう教師、まじヤバイですね。その後も教室の窓から校庭に向かって「鈴木のバッキャロー!」と叫ぶなどディスりが止まらず、校長命令で自宅療養になってしまいます。最後にはビジュアルも変わり果てて、まるで妖怪のようになってしまいました。

 2人に共通するのは、生徒からの信頼が厚く、大人気の鈴木先生への嫉妬の感情がすごいことです。同僚を2人も嫉妬で狂わせるなんて、鈴木先生はとんでもなく罪な教師ですね。

123
ページ上部へ戻る

配給映画