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テレ朝『激レアさん』が『陸海空』と放送枠交換でプライム帯進出! 果たしていつまで続くのか?

テレ朝『激レアさん』が『陸海空』と放送枠交換でプライム帯進出! 果たしていつまで続くのか?の画像1
テレビ朝日系『激レアさんを連れてきた。』公式サイトより

 テレビ朝日の深夜のバラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』(月曜午後11時20分~)が4月より、土曜プライム帯(午後10時10分~)に進出することがわかった。同時間帯で現在放送されている『陸海空 地球征服するなんて』と枠を“交換”する形になる。

『激レアさん』は2016年10月から、『アップデート大学』のタイトルで深夜番組としてスタート。17年10月から、改題して、現在の枠に移動した。

 番組は激レアな体験をした人を研究サンプルとして招き、漫画のような実話、実体験を聞いて、ウソみたいな状況に対処できる人材の育成を目指す内容。オードリー・若林正恭(研究員)と弘中綾香アナウンサー(研究助手)が進行を担当している。

 弘中アナといえば、昨年9月まで、『ミュージックステーション』(同)のサブキャスターを務めていたが、『激レアさん』ではキュートなルックスとは不釣り合いな毒舌や、若林とのコミカルなやりとりを見せて人気急上昇。昨年12月に発表された『第15回好きな女性アナウンサーランキング』(オリコン調べ)では初登場でいきなり2位にランクインし、同番組の好調ぶりに大いに貢献していている。それだけに、プライム帯で数字が取れるかどうかは、弘中アナにかかっているといっても過言ではなさそう。

 一方、深夜落ちする『陸海空』は、『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』のタイトルで、17年4月より、火曜午後11時台で放送開始。ナスDこと友寄隆英ディレクターのアマゾン部族への破天荒な潜入取材が人気を博し、わずか半年で現在の番組名に改題して、土曜午後10時台に昇格。だが、プライム帯進出と共に、ナスDの露出が激減したこともあり、視聴率は低迷。1年半で再び、深夜枠に戻る。それに伴い、『陸海空 こんなところでヤバイバル』にリニューアルし、超過酷な指令を出す“ヤバイ司令官”として、高嶋政宏が新加入。バイきんぐ・小峠英二と大石絵理のコンビはそのままで、大下容子アナが進行に加わる。

「テレ朝は深夜帯でちょっと数字がいいと、すぐゴールデン、プライム帯に昇格させます。4月改編では、『激レアさん』のほかに、サンドウィッチマンとKis-My-Ft2がタッグを組む『10万円でできるか』、長嶋一茂、石原良純、高嶋ちさ子の『ザワつく!一茂良純時々ちさ子の会』がゴールデン帯に昇格することが決まっています。しかし、深夜だからこそできる企画もあるため、ゴールデン、プライム帯に進出して、人気がガタ落ちして打ち切りになった番組が多数あります。最近では、『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺!』『しくじり先生 俺みたいになるな!!』『日曜もアメトーーク!』『中居正広の身になる図書館』(3月で終了)などが、その例です。『陸海空』は打ち切りにならなかっただけ、まだまし。土曜午後10時台は、TBS系『新・情報7daysニュースキャスター』が高視聴率を取っており、決して簡単な枠ではありません。その意味で、『激レアさん』も、プライム帯でいつまで番組がもつのか甚だ疑問です」(テレビ関係者)

 プライム帯に昇格すれば、その時間帯にふさわしい番組づくりが求められる。『激レアさん』もまた、「プライム帯に進出して、つまらなくなった」といわれないように工夫をしないと、“短命”に終わってしまう恐れもありそうだ。
(文=田中七男)

最終更新:2019/02/27 06:00
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