有吉弘行、”テレビから消えた”蛭子能収を猛プッシュ! 過去には意外な接点も……?
#蛭子能収 #有吉弘行
■蛭子のオカズを「ガロでしょ」と尋ねる有吉
蛭子が漫画化したのが、2008~10年に放送されていた『アリケン』(テレビ東京系)の人気企画「アリケンしゃべり場」であることに間違いはない。当時のやりとりは、2009年発売のDVD『アリケン Vol.1』に収録されており、新鮮な有吉の毒舌砲を今でも確認することができる。
「アリケンしゃべり場」は、その名の通り、『真剣10代しゃべり場』(NHK)を真似した討論会企画。「熟女は好きですか?」というテーマの際、くりぃむしちゅー・有田哲平らから自慰行為について尋ねられた蛭子と、それを執拗に追及する有吉のくだりが秀逸だった。
有田「アダルトビデオ見てるでしょうが」
蛭子「見てない、見てない! オナニーするけどさ(笑)」
有田「どうやってするんですか!?」
有吉「何を見るの? ガロでしょ、ガロ」
蛭子「いやいや、ガロじゃないって(笑)」
「芸能界にダメな人間多くない?」というテーマでの、有吉の口撃も勢いがある。
有吉「客観的に見て蛭子さん、いいところ1ミリもないですよ」
蛭子「じゃあ、自分のいいところ言える?」
有吉「あります。優しさ持ってますし」
蛭子「俺もそりゃ、もちろん優しいよ」
有吉「優しくないでしょ」
蛭子「優しい、優しい」
有吉「奥さんが死んで、笑ってたじゃないですか」
蛭子「それは違うよ! 奥さんが死んだときは泣いたよ、いくらなんでも。他の人が死んだときでしょ」
「彼のセリフにはどことなく無理矢理感が漂う」と判定していた蛭子だが、DVDを見る限り、有吉の毒舌は冴えていた。その後の有吉は、ご存知の通り大ブレーク。いまや、テレビ界のど真ん中に位置する天下人である。『アリケン』収録時は様子見だった蛭子も、有吉が成功した後にこう発言している。
「カメラが回っていないところでは、昔と変わらないですよ。俺に対してもすごく優しいし。だからあの毒舌キャラってのは、やっぱり演じてるんだと思いますよ。ホントはすごく優しい人だから。だから、遠慮なしに思い切り、毒舌をやったんじゃないかな。中途半端な感じだとキャラが変えられなかったと思うし、今みたいに成功してないんじゃないかな」
上昇期の有吉を蛭子が語り、引っ込もうとする蛭子のことを有吉が制止する。そんな2人の不思議な関係性は妙だ。面白い。
(文=寺西ジャジューカ)
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