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「スーパーフリー」和田真一郎、15年ぶりの娑婆で「スマホにびっくり」「ステーキに感動」

 ところで週刊誌が総“現代化”している。文春は「これで大丈夫! 『葬儀』の手続き」、朝日が「夫や妻と死別後の手続き」、サンデー毎日が「穏やかに逝く心得」と、現代かと見紛うような特集ばかりである。

 理由は簡単だ、売れるからである。日販ウェブメディア「ほんのひきだし」にその“証拠”が載っている。

 今年1月の雑誌月間売上冊数のトップは小学館の「コロコロコミック」2月号、第2位は集英社の「週刊少年ジャンプ」、第3位は宝島社の「otona MUSE」2月号と常連が並んでいる。

 だが、文春を抑えて堂々、現代が第10位に入ったというのだ。1月7日発売の合併号で、巻頭特集は「老親とあなたに降りかかる『面倒』を解決! 死ぬ前に用意しておくこと」だ。昨年同時期と比較しても130%に迫る売れ行きだったそうである。

 現代はそこから「最期の手続き大特集」を続け、今週号は「大反響! みんな読んでる本家本元」と謳って「間違いだらけの『死後手続き』」が第9弾になる。

 死ぬ前から始まって、死んだ後の手続きまで懇切丁寧に解説してくれているが、次はどうするのか? 「老親の三回忌にしなければいけないこと大特集」でもやるのだろうか。

 堺屋太一が亡くなったが、彼が名付けた「団塊世代」がみな高齢者になり、これから数年間は死亡ラッシュになることは間違いない。

 ここ数日の朝日新聞の死亡欄の充実ぶりは凄い。寒さが厳しい、インフルエンザの流行など、いろいろ要因はあるだろうが、例年以上に多い気がする。

 もうすぐ冥界に旅立つ年寄りを抱えている家庭が、現代を買ってきて、夫婦で密かに読んでいるのだろうか。

 現代は15日に、「完全保存版 おとなの週刊現代」(定価980円)を発売した。内容はこれまでやってきた「死後の手続きはこんなに大変です」の集大成。

 今週号が480円だから、2週我慢して別冊を買えばいいと、私は思ってしまうのだが。

 これほど相続問題がクローズアップされるのは、残された者たちに深刻な老後への不安があること間違いない。

 現代は、戦後、「みんなで人口を減らそうとしていた頃」があったじゃないかと特集しているが、たしかに国もメディアも、「子供は二人まで」にして人口を抑制せよと、挙国一致体制で減らしてきたのである。

 その上、バブル崩壊、新自由主義導入で、多くの非正規の若者たちを生み出し、結婚して子どもを産み育てることさえままならなくなってしまった。

 このままいけば、膨大な貧しい中高年が日本中に溢れ、年金介護を含めた社会保障制度が崩壊するかもしれない。いまのうちに少しでもカネを貯めなくては、豊かな老後ではなく、そこそこの老後さえ送れないという“恐怖”から、一銭でも多く親から相続したいという空気が蔓延しているからであろう。

 アベノミクスの失敗で現代が儲かる、という図式なのかもしれない。皮肉なものだ。

 毎日新聞が大変なことになっている。社長候補とまでいわれている増田耕一常務(63)の妻が、覚せい剤所持容疑で逮捕されたというのである。

 増田常務は、50過ぎまで独身だったそうだが、10年ほど前に20歳若い女性と結婚したそうだ。

 発端は、兵庫県警が麻薬密売組織の捜査をしている過程で、購入者として増田の妻の名前が上がり、夫と暮らしているマンションをガサ入れしたところ、ブツが発見されたというのだ。

 増田常務は知らなかったようだが、このままいくと「今の役職に留まるのは難しいのでは」(毎日の幹部社員)といわれているそうだ。

 だが、夫が全く関与していないのなら、妻とは別人格、他人なのだから、可哀想な気がする。まあ、妻の所業も把握していなかった人間に大新聞のかじ取りは出来ないということになるのだろうが。

 先週はスポーツ界で大きな話題があった。一つは女子テニス世界1位に輝いた大坂なおみが、彼女を育ててくれたサーシャ・バインコーチとの契約を解消したというニュースである。

 あれだけ親しそうに見えた“イケメン”コーチとの間に何があったのか。

 二つ目は水泳の池江璃花子(18)が、白血病だと診断されと、自身のツイッターで公表したのである。

 これらのニュースは文春、新潮の締め切り直前だったので、どうするかと思っていたら、文春はどちらも触れていないが、新潮は池江について1ページだが掲載していた。大坂についても触れているが、これは北方領土と絡んだ話で、コーチとのことではない。

 まず池江から。白血病というと、夏目雅子や本田美奈子のような痛ましいケースを連想するが、池江のは「年齢を考えれば、急性リンパ性白血病である可能性が高いでしょう。白血病は若いほど治りやすく、逆に年を取っていると治りにくくなる病気です」(医療ガバナンス研究所の上昌広理事長)

 少し安心するが、治療は点滴による抗がん剤治療が主になり、一時的に造血機能が低下するそうだ。そのために身体の免疫機能が極端に低下するから感染症のリスクが高まる。

 衛生環境が保たれた無菌室での生活を余儀なくされ、治療は約半年かかるという。さらに、「池江さんの場合はアスリート。とくに競泳は水の中のスポーツであり、黴菌に触れる機会も多い」(上理事長)ので、免疫力が低下した池江が競技に復帰するためには、2年ぐらいかかるそうである。

 しかも、体力が極端に落ちてしまうため、再び世界的アスリートとして伍していくには、かなりの苦労があるでしょう」(同)。

 池江の祖母は、「水泳なんてやんなくていいから、とにかく長生きして。私より先にいっちゃうなんて、いやだから」と話している。池江はまだ若い。きっと、頑張り屋の彼女だから、見事病気を克服して再び世界の大舞台で華麗な泳ぎを見せてくれるに違いない。

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