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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 竹内結子があまり不快じゃなかった件

竹内結子『QUEEN』第5話が、あんまり不快じゃなかった件……それでも全然面白くないけど

■面白くはなかったけど

 ドラマが本来やりたかったことが見えてくると、がぜん安心します。4話までは、本当に人を傷つけることだけが目的で作っているんじゃないかと思えて超ムカついていましたが、シナリオを詰める時間がなかったのかもしれないし、単にヘタだっただけかもしれない。ヘタであることは視聴者にとって害にはなりませんから、今回も面白くはなかったけど、責める気にはなりません。このエピソードで遠野なぎことデビット伊東というキャスティングにも皮肉を通り越した悪意を見ますが、まあシャレの調整度合いがヘタなんだろうと思えば腹も立たないもので。それでも、妻が夫のために仕事を棄て、人格破綻者というレッテルを貼られながら生涯尽くすことがハッピーなエンドとして演出されるあたりは辟易としますが。

 脚本のクレジットは今回も倉光泰子さんと三浦駿斗さんの連名でしたが、おそらく2人より上の立場からの強烈なディレクションが入っていることが想像されます。ネットで炎上した時事ネタをモチーフにして、こういう人物でお話を作りなさい。そうしてキャラと基本設定だけ渡されて強引に辻褄を合わせる作業を強いられた脚本家が、1~4話は「どうにもならなかった」けど、5話は「なんとかなった」のかもしれない。そんな風に見えるのです。

 それが偶然の産物なのか、あるいは脚本家の意地なのか。今夜放送の第6話以降を待ちたいと思います。見続けるのが本当につらかったドラマですが、とりあえず見どころができてホッとしているというのが私の本音でございます。はい。おつかれさまでした。

(文=どらまっ子AKIちゃん)

最終更新:2019/02/15 12:07
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