新井浩文“強制性交逮捕”で、NHKが堂々と損害賠償を公言した「意外な理由」
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NHKの上田良一会長が7日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、俳優、新井浩文容疑者が強制性交の疑いで逮捕されたことを受け、新井容疑者の出演10番組が有料動画配信サービス「NHKオンデマンド」で新規販売停止になったことについて言及した。
新井容疑者は大河ドラマ『真田丸』、連続ドラマ『フェイクニュース』などに出演。各スポーツ紙などによると、上田会長は「10番組の見合わせは大変残念で遺憾」と厳しい表情。
同席した編成局の幹部は「NHKが持つ番組や放送のガイドラインに基づき、総合的に判断した」と停止理由を明かし、再開の時期については「未定」だという。
同幹部は報道陣から違約金などの有無を問われ、「適切に判断しております。損害賠償も含めて検討しているとご理解いただきたい」と発言。
新井容疑者は、5日付で所属事務所「アノレ」から契約を解除された。請求先が事務所になるか同容疑者になるかについて、幹部は「そこも含めて検討している」としたというのだ。
「おそらく、NHKだけで5億円以上の損害賠償になるのでは。公共放送だけに、制作費は国民の受信料。そのため、受信料を支払っている視聴者はNHKに対して制作費などの開示を要求することも可能であるから、金の面については、限りなくクリーンにしておかないといけない」(放送担当記者)
とはいえ、お堅いNHKだけに、損害賠償の請求を堂々と公言するのは大方の予想外だったが、“前例”があるため、かなり強気だというのだ。
「おととし6月、俳優の小出恵介が未成年の少女との淫行スキャンダルを報じられ、主演ドラマが放送中止となった。その際、小出の事務所はNHKに対し、『いくらでも賠償金を払います』と平身低頭。そこでNHKもそれなりに請求したようだが、こういう不祥事の場合、芸能プロがしっかり支払ってくれると思っている。ただ、新井容疑者の事件で、事務所が経営危機に陥ることは間違いないだろう」(芸能記者)
すでに所属していた事務所を解雇された新井。NHKは無事に“債権”を回収できるだろうか?
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