少数民族出身で初の快挙! 中国芸能界”注目度No.1”のエキゾチック美女って!?
#中国
中国の大手インターネットメディア「テンセント」が、2018年にネットで注目された芸能人ランキングを発表。女優のディリラバ(迪麗熱巴)が女性部門の1位に輝いた。
ディリラバは、新疆ウイグル自治区のウルムチ市出身の26歳。彫りの深いエキゾチックな顔立ちと、身長168㎝、体重47kgという抜群のスタイルを武器に、モデルや女優として活躍している。男女問わず支持されており、中国のサッカーチームでプレーする、元ブラジル代表のアレシャンドレ・パトの“お気に入り女優”として、海外でも話題になった。
彼女の中国版Twitter「微博」公式アカウントのフォロワー数は6,000万人を超え、レディー・ガガのTwitterのフォロワー数にも迫る勢いだ。
彼女は上海戯劇学院を卒業後、2013年に地元新疆のテレビドラマで女優デビュー。15年放送のドラマ『克拉恋人』で人気を集めた。その後も話題作に出演し、全国区の人気を獲得していく。18年には、中国のテレビ番組に関する賞『中国電視金鷹奨』で、観客賞と女優賞をダブル受賞した。
ちなみに、少数民族出身の芸能人が中国の人気ランキングで1位になるのは異例なこと。中国の主要民族である漢族が芸能界でも大部分を占めており、制作されるドラマや映画でのメインキャストは基本的には漢族であることが多い。結果的に、人気の俳優も漢族がランキング上位となりやすい。そんな中でのディリラバの1位は、ある意味、快挙なのだ。
中国の芸能界に詳しいライターは、ディリラバの人気の背景についてこう見る。
「以前はドラマや映画がヒットすることで、演じた役柄を通じて女優たちは人気を獲得していましたが、今はSNSに自撮り写真をアップしたりすることで、知名度を上げています。彼女の顔は立体的な美しさで特徴があるし、覚えやすい。SNSなしでは、ここまで人気を獲得できなかったはず」
中国ではこの数年、グーリー・ナーザー(古力娜扎)やトン・リーヤー(佟麗婭 )など、新疆ウイグル自治区出身の女優が人気を集めている。
中央政府による漢民族との同化政策が強められている同自治区だが、彼らの活躍がウイグル族の地位向上につながることを期待したい。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事