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日刊サイゾー トップ > 社会  > 都内のマンションに異変!

高齢者、空き室増加で”スラム化”も!? 都内に乱立するマンション群に異変……

 原因を探っていくと、管理会社が修繕積立金から資金を無断流用していたことが判明。理事長が管理会社の担当者を問い詰めると、とんでもない実態が明らかになった。

「そもそも割高に設定されていた管理費を賄うため、不足分を修繕積立金から抜いていたのです。しかも、管理会社側は『このままでは建物の修繕ができない』として、管理費と積立金のさらなる値上げを要求してきました」(同)

 管理会社の対応に疑問を感じた理事長は、知り合いの不動産店を通じて別の業者に相談。交渉の結果、管理会社を変更することで、値上げという事態は避けられたという。

「あのまま管理会社の言うなりだったら、どうなっていたことか……。たまたま理事長がしっかりした人で、今回は最悪の事態は免れましたが、現在の住民の多くは高齢者で、今後の理事会の運営には不安も残る。今後もここに住み続けるべきか、真剣に悩んでいます」(同)

 ただ、マンション事情に詳しい不動産ジャーナリストによると「修繕積立金の収支をクリアにしていない管理会社は多く、同様の問題は都内の多くのマンションで起き得る」という。

 都内に乱立するマンション群にも、暗い影が迫りつつあるようだ。

最終更新:2019/02/11 16:00
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