加藤綾子アナに“報道キャスター”が務まるの? 評価急降下の危険性も……
#加藤綾子 #フリーアナウンサー
フリーアナウンサーのカトパンこと加藤綾子アナが、4月1日から、フジテレビの夕方の報道番組(タイトルは未定)のメインキャスターに抜擢されることが分かったが、テレビ業界では、早くも「カトパンに報道キャスターができるの?」と不安視されている。
同局では視聴率が低迷する『プライムニュース イブニング』を4月からリニューアルするが、テコ入れのための新たなメインキャスターとして、加藤アナに白羽の矢が立ったのだ。
加藤アナは、同局の朝の情報番組『めざましテレビ』でメインキャスターを務めて大ブレークし、業界きっての人気女子アナに成長した。しかし、2016年4月いっぱいで、フジの猛烈な慰留を振り切って退社し、フリーに転向。現在は古巣の『ホンマでっか!?TV』『ミュージックフェア』で司会を務めるほか、NHK Eテレ『世界へ発信!SNS英語術』にレギュラー出演。昨年は、TBS系連続ドラマ『ブラックペアン』で女優に挑戦するなど、順調なフリーアナ生活を送っている。
その加藤アナが報道キャスターのオファーを受けたというのだから、耳を疑った人も多いことだろう。なんせ、これまで報道番組を担当したことがないからだ。
「局アナ時代は馬車馬のごとく働かされた加藤アナですが、フリーになってからはマイペースで活動し、ほどほどの仕事量をこなしています。その人気も、昨年12月に発表された『第15回好きな女性アナウンサーランキング』(オリコン調べ)で3位にランクインするなど、全盛期ほどではないにしろ健在です。ただ、加藤アナがこれまで担当してきたのは、『めざましテレビ』『めざにゅ~』などの情報番組とバラエティ番組。報道はまったく経験がありませんので、果たしてちゃんと務まるかどうか甚だ疑問です。超大物の有働由美子アナでさえ、報道では苦戦をしいられています。報道のメインキャスターとなると、軽いノリの情報番組でニュース原稿を読むのとはワケが違います。幅広い見識が必要ですし、生番組ですから、仕切り能力の高さも求められますから。それに、夕方のニュースを見ている層は、主に主婦、中高年ですから、果たしてカトパン起用のニーズがあるのかどうか……」(テレビ関係者)
不安要素はそれだけではない。同局の夕方のニュース枠は、なんせ“いわくつき”だ。昨春に大リニューアルを敢行し、元NHKの人気アナ・登坂淳一をメインキャスターに据える予定だったが、「セクハラ疑惑」報道により、出演を辞退。番組開始後も、メインキャスターの一人である反町理氏(同局報道局解説委員長)の「パワハラ・セクハラ問題」が発生するなど、スキャンダルにまみれた。また、昨年3月でNHKを退局した有働アナに番組を任せるべく、猛アタックしたが、見事にフラれてしまった。視聴率は一向に上昇せず、起死回生に向け、OGの加藤アナに託すことになったようだ。
「今のままでも十分なのに、加藤アナはよく、こんな仕事を引き受けたものです。帯ですから、当然仕事は再びハードになります。この枠は、男性エースアナの伊藤利尋と、生野陽子アナのコンビでもどうにもならなかったのですから、視聴率を上げるのは極めて難しいと思われます。むろん報道ですから、日本テレビ系『news zero』の有働アナのように、ワイドショーチックなノリでやってしまうと視聴者に不評を買うのは必至。加藤アナの役割は一にも二にも視聴率を上向かせること。それができなければ、加藤アナの評価はだだ下がりするでしょうから、そういった危険性をはらんでいます」(同)
無論ネガティブな要素だけではない。もともと進行のうまさには定評がある加藤アナだけに、初経験の報道キャスターをうまくこなして、視聴率がアップすれば、その評価はさらにグッと上がる。果たして、加藤アナがこのオファーを受けたことは吉と出るか、凶と出るか?
(文=田中七男)
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