大坂なおみ、GS連覇・世界ランク1位の快挙も暗雲が……日本国籍取得の“大きすぎるデメリット”とは?
#テニス
女子テニスのグランドスラム・全豪オープン女子シングルスで優勝し、世界ランク1位となった大坂なおみの国籍選択問題が注目を浴びている。
現在、大坂は日本とアメリカの2つの国籍を持っているが、日本は二重国籍を認めていないため、22歳を迎える今年の10月16日までに、どちらかを選ばなければならないからだ。
「全豪で優勝した際にトロフィーの前で正座する姿が“日本人らしい”と話題になりましたが、対戦相手や審判にお辞儀をするのも日本人選手ならでは。毎日母親の作る和食を食べており、好きな食べ物はうなぎ、すし、焼き肉と、味覚も日本人に近い。一方で、彼女は現在アメリカに在住しており、英語が堪能。日本人としてツアーに参加していますが、昨年、全米オープンに優勝して以降、アメリカが興味を示してアプローチしているとの情報も出ているだけに、彼女がどういった選択をするのか気になるところです」(スポーツライター)
国際オリンピック委員会(IOC)によって採択された「オリンピック憲章」には、国際大会で国の代表として戦った選手は、国籍を変更しても3年間は、別の国の代表としては出場できないルールがある。これにより、2018年のフェドカップの際に「日本代表」として出場している大坂は、日本代表以外で2020年の東京五輪に出場できない。しかし、日本国籍を選ぶことのデメリットも予想外に大きいのだという。
「現在、日清食品やヨネックスなど、彼女のスポンサーは日本企業が中心です。ですが、アメリカ人となれば世界的な企業がスポンサーにつくのは確実。昨年、『フォーブス』誌が発表した『世界で最も稼ぐ女性アスリート』ではトップ10のうち8人がテニス選手。しかも、3年連続首位になったアメリカのセリーナ・ウィリアムズは“産休”で試合にほとんど出ていなかったにもかかわらず、スポンサー収入だけで19億円以上稼いでいます。また、アメリカ国籍を放棄する場合には、『国籍離脱税』として財産の一部を収める必要がある。お金にこだわりはなさそうな大坂ですが、生涯獲得賞金約11億円を超えた彼女の税額はとんでもないことになりそうですから、頭を悩ませるかもしれません」(同)
東京五輪で金メダルを獲る、大坂の姿を見たいが……。
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