宇多田ヒカルも一年前から禁煙 禁煙に成功した女性アーティストたちの、ちょっと良い話
カフェはもちろん、一部の居酒屋すら禁煙化している昨今。年々、社会の禁煙志向が強まっていくなかで、芸能界も、やはり例外ではないようだ。そんな禁煙ブームの中、宇多田ヒカルも一年前から「禁煙」していることを父親が明かした。
宇多田ヒカルの父で音楽プロデューサーの宇多田照實氏は1月15日、代表取締役をつとめる「u3music」の公式Twitterを更新。同社は宇多田ヒカルの芸能活動のマネジメントも行っているが、宇多田ヒカルの喉を心配するファンに対して、<宇多田ヒカルはタバコを吸いません。もう1年以上になるかな。ご心配なく>とツイートした。
これにファンから、「そもそも宇多田ヒカルが煙草吸ってたことに驚きです!」「喫煙者なのにあの歌声はマジすごい」「ママになったから煙草やめたのかな?」などと反響が寄せられている。宇多田ヒカルが禁煙したことよりも、そもそも喫煙者だったことに驚く人も多い。以前、女性週刊誌が喫煙する宇多田の写真を掲載したこともあったが、すでに一年以上前から禁煙に取り組んでいるようだ。
aikoは禁煙で受賞経験アリ?
宇多田と同じ1998年にデビューしたシンガーソングライターのaikoも、禁煙に成功している。デビュー当初からファンの間では愛煙家として知られており、1999年にリリースされた「カブトムシ」の初回盤には、煙草を加えた彼女の写真が使われている。なんとも時代を感じさせるエピソードだ。
ではaikoはいつ、どのように禁煙に至ったのか。「タバコ問題首都圏協議会」なる団体の公式サイトを見てみると、「卒煙表彰」のページにaikoの名前を確認することができる。この「卒煙表彰」とは禁煙・無煙を奨励する活動を起こした著名人を称えるもので、aikoには2002年4月に贈られていたようだ。aikoの紹介欄には、「2001年、喉を痛めて禁煙後、テレビやラジオで周囲に禁煙を呼びかけている。 明るいキャラクターで若者に人気」などという文章が掲載されている。2001年に禁煙に成功したとすれば、すでに17年も非喫煙生活を継続しているということだ。
ちなみにこのちょっと怪しい「卒煙表彰」、2014年には、有吉弘行とエレファントカシマシの宮本浩次が表彰されている。この当時、有吉はTwitterで禁煙宣言していた。
和田アキ子のちょっと心温まる禁煙エピソード
芸能界きってのヘビースモーカーだった歌手・和田アキ子も、今では吸わない。和田は1日に2箱の煙草を吸うことで有名だったため、その禁煙成功が伝えられたときは、芸能界が震撼したという。
和田は、2007年に患った肺気腫をきっかけに医師から禁煙を言い渡されたが、その道のりは長く険しかった。道中、さまざまな著名人に励まされたという。
まず和田を心配していたのは、メジャーリーガーのイチローだ。2010年の「女性セブン」(小学館)の記事によれば、イチローは和田に「長年付き合ってきた友と別れる時は大変なエネルギーを消耗します。しかし、アッコさんという友を奪われかねない方たちの思いを知ってください」とのメールを送り、禁煙に苦しむ和田を叱咤激励していたとか。
2018年12月放送の『関ジャニ∞のジャニ勉』(フジテレビ系)で明かされた、カンニング竹山の“ブチギレ事件”も有名だ。
7年ほど前、竹山は、和田と安田美沙子の3人で飲みに出かけた。和田は医者から禁煙を促されていたが、ことあるごとに竹山にグチをこぼしていたという。飲みの席でも禁煙トークが続き、その後、和田の自宅で飲みなおすことに。酔った和田が、「もうやめなあかん。タバコ好きやのにどないしよか」と泣きつくと、堪忍袋の緒が切れた竹山は「もうお前煙草やめろや!」と和田を叱責した。
和田もビックリしたというが、竹山は口角泡を飛ばしながら「お前歌いたいんやろが! 歌いたいんやったらタバコやめるしかないやろが!」と説教。これに泣き出してしまった和田を残し、竹山は安田を連れて、威勢よくその場を後にしたという。
啖呵を切ったはいいものの、そのときは竹山も酔っ払っていたのだろう。翌日になって、自分のやらかしたことを思い出すと、恐怖心で「震えた」という。すぐさま千疋屋の最高級イチゴを買いに走り、和田の元へ急いだ。竹山は土下座して和田に謝罪したが……いつものごとく豪快に笑った和田は、「竹山、煙草やめたるわ!」と禁煙宣言したのだという。そして、そのまま禁煙に成功したのだそうだ。
いったい、怖い話なのか、良い話なのかよく分からないエピソードだが、竹山の熱い思いが和田に伝わったことはたしかだ。
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