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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『イノセンス』簡単すぎトリックに愕然……

坂口健太郎主演『イノセンス』大掛かりな科学実験しなくても、冤罪証明できる簡単トリックに愕然……

■今回はトリックがあまい……

 同ドラマの売りは冤罪証明のために、拓の大学時代の先輩(全然そう見えません。教授と生徒にしか見えないです!)である秋保恭一郎(藤木直人)とともに科学実験をするんです。ですが、今回、この科学実験で証明するトリックがショボイんです……。

 近所の芸術家の叔父さんが作ったオブジェにある鏡が光に反射してガソリンスタンドのビニールハウスに溜まっていた水溜まりに反射。その一部始終が、監視カメラの映像に映りこみ、監視カメラの時刻がずれていたことで、岳雄のアリバイが証明できるといった内容なのですが、別にこの科学実験をしなくても大丈夫なんですよね~実は。

 ガソリンスタンドの監視カメラの画像を見たら、地面は濡れていたので、それと気象の雨量のデータを照らし合せて、時刻ズレを監視カメラの会社に確認すれば、岳雄が7時にガソリンスタンドにいたのは証明されたはずなんですよね……。(文字にするだけじゃ、つたわらないので、本当なら2話を見て欲しいんですが)

 うーん。こういう甘いところが、微妙と言われる原因かと。次回以降は『ガリレオ』張りの完璧なトリックを見たいものです!

■川口春奈の演技に賛否の声

 拓とともに行動する弁護士を演じている川口ですが、正直、今のところ、必然性を感じません。とにかく、ただ、怒っていて、うるさくて、僻みっぽい感じしかなくて……。ネットでも、「必要なくない」「邪魔だ」と散々な声が集中。

 ですが、そう思わせるだけ、川口に「演技力があるということなのかも」と擁護する声もあり、賛否分かれている状態。この先、川口の役がもっと活躍すれば、もしかしたら、川口にとって同ドラマが出世作となる可能性もありそうです。

 これまで、演技が下手だといわれてきた川口ですが、まだまだ、若手ですから、伸びしろはあるハズ! 3話以降の楓の活躍に期待したいですね!

■低調の日テレドラマを変えられるか!?

 1話で評判が悪く、あまり良い視聴率でなかった同ドラマ。ですが、「ちゃんとしたドラマを作ろう」という製作側の気持ちは伝わってきたかなと。

 というのも、本格的なリーガルドラマをあまり作ってきたことがない日テレですが、慣れてないぶんいろいろ他の人気本格弁護士や推理ドラマから勉強している感が伝わってくるし、挑戦しようという意気込みも感じられる。

 “フジより低調”なんて言われている日テレドラマですから。本格派なドラマを作って生きたいという気持ちなんでしょう。

 また、この土曜10時枠と言えばジャニーズアイドルの主演ドラマがめだっていましたが、俳優として若手の坂口を起用。さらに、同じようなキャストの使い回しが目立っていた日テレですが、ゲストに仙道敦子や吉田栄作と豪華で演技力もある俳優・女優を起用しており、ここにも挑戦する意欲が感じられるような気がするんです。

 話の内容はさておき、変わっていきたいとのドラマ制作側の気持ちが伝わってくる同ドラマですから、厳しい言葉よりも、その意気込みを応援していきたいですね。

 以上、2話のレビューでした。

 さて、次回は医療ミスで逮捕された医師の冤罪を晴らすというもの。本当にあった事件を元にしているだけに、次回こそは、素晴らしいと視聴者にいわせるストーリーを期待! 楽しみに3話放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

最終更新:2019/02/02 14:00
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