嵐の活動休止記者会見、なぜ日曜夜だった? ジャニーズの「完璧な段取り」とは
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ジャニーズ事務所の人気アイドルグループである嵐が、2020年いっぱいで活動を休止すると27日に発表した。夕方5時にファンクラブ会員に「大切なお知らせがあります」とのメールが届き、会員向けサイトに公開した動画でメンバーそろって報告、3時間後の午後8時から、75分にわたって同事務所内で会見が行われた。
そこで気になるのは、なぜ日曜夜に行われたのかという点だ。土日は平日に比べればマスコミの稼働はかなり少ない。そのため、こうした会見は、平日の昼間に行われることが通例である。
「会見を日曜夜に設定したのは戦略的なものであったといえますね。夜の会見は、全国紙やスポーツ新聞の締め切りを意識したと考えられます。全国版の締め切りは深夜1時ごろですから、夜8時の会見ならば周辺取材を行う時間はありませんので、ストレートニュースとして報じるしかありません。自分たちの言葉が直接伝わるであろう時間帯を選んだといえるでしょう」(業界関係者)
さらに日曜夜はニュース番組、情報番組がほかの曜日に比べて少ない。会見直後の放送となった宮根誠司による『Mr.サンデー』(フジテレビ系)が、ほぼ全編にわたって会見の様子を流している。
「平日に各局のワイドショーで生中継されることは、嵐としては望んでいなかったのでしょう。さらに平日はマスコミがフル稼働ですから、会見前にすっぱ抜かれてしまう可能性もあります。情報を徹底的に秘匿しながら、日曜夜にあえてぶつけたといえますね。さらにいえば、週刊誌メディアで勢いのある『週刊文春』(文藝春秋)、『週刊新潮』(新潮社)の締め切りは火曜深夜ですから、そちらのスケジュールも意識しているでしょうね」(同)
まさに完璧な段取りによって、嵐の活動休止は報告されることになったといえるだろう。
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