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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 嵐の活動休止にメリー親子の「絶望」

嵐の活動休止は、大野智の“人間宣言”……メリー&ジュリー母子の「想像を絶する絶望」

 大野は会見で、「普通の生活をしてみたい」といっていた。10代の始めからアイドル稼業を20年続けてきて、このような人生が本当のものであるわけはないと気付いたのであろう。

 あと2年で40になるのだ。その年までアイドルグループでいられるというのは、相当、無神経か無自覚な人間であろう。

 大野の「人間宣言」といってもいいのではないか。私はもろ手を挙げて賛同する。

 近年、ジャニーズ事務所を辞めたり、現役を引退する人間が増えている。スキャンダルで潰れていく人間も後を絶たない。

 ジャニー&メリー喜多川が築いてきた「アイドル王国」は、ガラガラと崩れていっているのだが、本人たちはその現実を見ようともしなかったのであろう。

 ある時期、永遠に回転していくかのように思えたジャニーズ商法だったが、そういかなくなったのは、私は、アイドルを見出す天才だったジャニー喜多川の衰えが最大の要因だと思う。

 彼の特殊な感覚は、やはり若さが失われるとともに鋭敏ではなくなってしまったのだ。

 大野の口ぶりから、もっと早く解散したかったのだろう。だが、来年12月31日の紅白をもって解散するまでにどれだけ稼げるかを考える母子に、これ以上、逆らえるはずはなかった。

 会見で、休止といっているが、再開はいつになるのかという質問が飛んだ。大野はきっと、「バカヤロー、再開なんかあるわけないだろう」と思っているはずだ。

 SMAPのように、5人のうちの何人かが去り、何人かが残るのだろうが、嵐というグループは消えるのだ。

 私は芸能記者でもなければ、ジャニーズ事務所ウォッチャーでもない。だが、たのきんトリオの時代から、いろいろな因縁があって、この事務所を見てきた。ついにこの日が来たかと、感慨深いものがある。

 さて、新潮にNHKの大河ドラマ『いだてん』の視聴率が悪い理由について“考察”した記事がある。私は、第1回だけを見たが、それ以後は見ていない。このドラマの失敗は、金栗四三という人間の知名度の低さや、宮藤官九郎の脚本にも欠点があるのだろうが、なんたって、ビートたけしを古今亭志ん生役に起用したことがすべてである。

 姿かたちは似ても似つかないが、それでも、志ん生のように滑舌が良く、人間味があればいいが、彼にはどちらもない。

 立川談志の弟子だったことはあるが、彼に落語家の資質はない。

 この中でも碓井広義上智大教授がいっているが、たけしは志ん生に見えないし、「たけしさんの声が聞き取りづらいのが致命的です。あれでは視聴者が話についていけません」。バイク事故の後遺症だろう。可哀想だとは思うが、もはやたけしはテレビ界から引退したほうがいい。

 次は新潮の二匹目のドジョウ企画「食べてはいけない『超加工食品』実名リスト」から。

 超加工食品とは、多くの食品添加物が含まれたもので、「すぐ食べたり飲んだり温めたりできる」「非常に口当たりが良い」「国際的な企業によりブランド戦略が組まれて販売されている」食品のことだという。

 世界4大医学雑誌であるBMJ誌が、この食品の摂取割合が10%増加するとがんリスクが12%有意に上昇したという研究論文を発表したそうである。

 食べてはいけない「超加工パン」ワースト41をざっと眺めると、食品添加物の多いものは食べるなということらしい。1位に挙げられた山崎製パンの「ふんわり包とろ~りとろけるチーズピザ」には14もの添加物が入っているそうだ。

 山崎製パンのものがずらっと並んでいる。よく売れているという「ランチパックスクランブルエッグからしマヨネーズ風味」も13の添加物が入っているという。

 避けたい「超加工冷凍食品」ワースト66の1位はトップバリューの「大盛和風たらこ」で14の添加物が入っているそうである。

 先日買って食べたイートアンドの「大阪王将 羽根つき餃子」は9つか。まあ、冷凍食品などは食べずに、安くてもいいからスーパーで買ってきて、家で作れということだろう。

 分かっちゃいるけどな~。

 ところでNGT48の山口真帆が「アイドルハンター」と呼ばれる連中から襲われた事件は、まだ収束していない。

 文春によれば、運営会社がメンバーたちを査問しているそうだが、ファンたちと携帯の連絡先を交わしていた、プライベートで食事をした、その人間の家に入ったことがあると答えたのは少数ではなかったという。

 中でも10代のE子は、問題になっているハンターの一人と付き合っていると告白したため、男と別れさせられたうえ、内々に処分されたそうである。

 総勢約40名のうち数名がファンたちとつながっていた。これが秋元康が掲げる「恋愛禁止」AKBビジネスの実態なのだ。

 お次はカルロス・ゴーンのお話。文春によると、ゴーンの妻がフランスのパリ・マッチ誌に、「推定無罪の夫がどうしてこんなに長く拘留されるのか。フランスの薬の服用も認められず、コレステロールの治療中断も迫られている」と話しているという。

 日本の「人質司法」の酷さに世界から批判が起きている。罪を認めないなら釈放しないという人道無視のやり方は、どういい募っても理はない。

 文春は、オマーンの知人に渡った約35億円のうち、約16億円がゴーン夫人へ贈られたクルーザーの購入代金に充てられていたという。

 自宅マンションを含めて、こうした私的流用は裁判で明らかにするべきだ。罪を認めて自白しなければ拘置所から出さないというやり方は、検察や裁判所への不信につながる。はやく止めたほうがいい。

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