連ドラ初主演の真木よう子、事務所移籍後の初主演は大丈夫? 初回視聴率5%割れで早くも窮地
#ドラマ #テレビ東京 #真木よう子
昨年9月、個人事務所から大手事務所レプロエンタテインメントに移った真木よう子が、『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』(テレビ東京系)で移籍後初の連ドラ主演を務めているが、早くも窮地に陥ってしまった。
同ドラマは21日に放送開始したが、本来“演技派”であるはずの真木のセリフがまるっきりの“棒読み”で、「いったいどうしたの?」と視聴者が不安になるありさま。さらに、初回視聴率は4.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、プライム帯では禁断の5%割れでの最悪スタートとなり、先行きに暗雲が立ち込めてしまった。
同作は漫画『この女に賭けろ』(作・周良貨、画・夢野一子/講談社)が原作。「よつば銀行」を舞台に、頭取・鳩山英雄(古谷一行)の女性行員積極登用策の一環で、業績不振の台東支店に営業課長として抜擢されたトラブルメーカー・原島浩美(真木)が、上司であろうと取引先であろうと臆せずに放つ「恐れながら申し上げます」を決めゼリフに、支店の立て直しを手掛け、上り詰める姿を描いた作品だ。
真木は2017年7月期に主演した『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)が初回で5.1%しか取れず、大爆死スタート。自身のTwitterで、ドラマを見てくれるよう過剰な宣伝をして炎上。さらにクラウドファンディングで資金を集めて、フォトマガジンを制作し、「コミックマーケット」で販売する意向を表明したところ、「コミケはそういう場所ではない」などとしてバッシングを受け、この計画は中止。結局、同ドラマは平均4.5%と大コケした。
失意の真木は同11月、出演予定だった映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』を体調不良名目で降板するなど迷走し、“トラブルメーカー”という、ありがたくない呼ばれ方をされるようになってしまった。
その後、昨年1月、当時所属していたフライングボックスから独立したが、個人事務所では、なかなか思うように仕事が獲得できなかった。
そんな閉塞状態の中、レプロに籍を置いたことで、早々にNHK総合のスペシャルドラマ『炎上弁護人』(同12月15日放送)で主演。そして、『この女に賭けろ』での主演のチャンスをつかんだが、今回の作品が評価されないと、『セシルのもくろみ』での黒歴史は、そう簡単に払拭できそうにない。
「真木のセリフ棒読みは、お堅い役ということで、やらされているのでしょうが、印象はよくないですね。演出面の失敗ですから、改善した方が得策。『この女に賭けろ』が放送されている、テレ東の『ドラマBiz』は硬派のビジネスドラマ枠で、『金8』ドラマのように数字は取れていません。唐沢寿明が主演を務め、ブレーク中の広瀬アリスがヒロインに起用された、前クールの『ハラスメントゲーム』でさえ初回は5.2%。その後も5%前後をウロウロしました。従って、テレ東も視聴率的には過度な期待はしていないでしょう。ただ5%割れを連発されると、スポンサー筋から苦情がくるでしょうね。ましてや、共演陣も、古谷のほか、関ジャニ∞・丸山隆平、寺脇康文、柳葉敏郎、片桐はいり、矢島健一、木下ほうか、元乃木坂46・西野七瀬らが名を連ね、この枠にしては豪華メンバーで経費がかかってますから、悪くても5%はキープしてもらいたいはず」(テレビ誌関係者)
真木としては、せっかく表舞台に戻ってきたのだから、『この女に賭けろ』で“復活”ぶりをアピールしたいところ。ドラマはまだ始まったばかりだけに、ここから巻き返して評価を上げてほしいものだが……。
(文=田中七男)
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