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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 武井壮の「卓球愛」が止まらない
熱血!”文化系”スポーツ部

百獣の王から”スポーツエンタメ王”へ 武井壮からほとばしる「卓球愛」が止まらない!

 以前、武井は自身のラジオ番組『武井壮のガッとしてビターン!』(文化放送)で、こんなことを語っていた。

「日本のスポーツ文化って、競技を楽しむ以前に、人を見るもの。人を応援して、そのゲームを見ていくのがすごく多い。水泳だって、インターハイを見に行ったって、誰も知らないと全然面白くない。でも、ひとり知り合いがいればすごく楽しい。たとえ勝っても負けても。本当にその競技をメジャーにしたいなら、アスリートもタレントにならないといけないと思う」

 かつて、陸上十種競技で日本一になったことがある武井壮。だが、翌日の新聞でそのことに触れた記事はたったの3行だけ。「あれだけ頑張ってもリターンが全然なかった」ことに愕然として、やがて活躍の場を芸能界へと移したエピソードは有名だ。

 そんな男と、かつて日陰の競技と揶揄された時代もある卓球とは、実はとても親和性が高いのだ。競技をより広め、人気を高めていくためには何が必要なのか? そのことを理解している武井だからこそ、ここからさらに卓球人気の向上に一役買ってくれるのではないだろうか。

 ちなみに、今年に入ってから新コーナー、45歳の武井が基礎から卓球を学ぶ「武井壮の卓球道」がスタート。「なんでスタッフは俺に卓球をやらせないんだ! 卓球(のこと)がしゃべれるだけ、なんて一番ダセェ」と、一アスリートとして卓球に取り組むことを宣言した。

 この新企画でも「この番組らしい」と感じたのは、2週かけてまだ「ラケット選び」しかやっていないこと。ラケットの重さ、素材で打球がどう違うのかをじっくり地道に掘り下げていくところは相変わらずだ。

「平野早矢香をコーチに迎え、いつの日か全日本出場。これを目指したい」と、新年早々に高すぎる目標を掲げた武井。今までは帰宅後にビリヤードの特訓に励むさまをSNSに日々アップしていたが、これからは、そこに卓球が加わるのだろうか? 眠らない男、武井壮の忙しさにますます拍車がかかりそうな2019年である。

(文=オグマナオト)

最終更新:2019/01/24 18:00
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