「東京が怖い」キャラでブレーク! 青森のローカルアイドル・王林はバラエティ界の新女王になれるのか?
#アイドル
どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。
今回取り上げるのは、青森のアイドルグループ「りんご娘」のリーダー・王林(おうりん)。一瞬中国人かと思ってしまうが、彼女いわく「純の日本人」。王林はリンゴの品種名で、ほかのメンバーも同様に、とき、彩香、ジョナゴールドと、それぞれ命名されている。
そんな王林に「波」が来たのは、昨年夏だった。7月24日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に初めて出るや、ヒロミによるAIスピーカ・アレクサにまつわるトークに対し「青森にそういう文化はまだ流れてきてない」と青森訛りで笑いをさらい、「踊るヒット賞」をゲット。その後、『御殿』には9月4日、11月27日、12月25日と立て続けに登場。この頻度の多さから考えると、ゲストで呼ばれてからすぐにブッキングが決まっている感じである。
そんな『御殿』でのデビューが衝撃的だったのか、以後、『今夜くらべてみました』『THE突破ファイル』(同)、『有吉ジャポン』『林先生が驚く 初耳学!』(TBS系)、『有吉くんの正直さんぽ』『アウト×デラックス』(フジテレビ系)などなど、怒涛の出演ラッシュが始まったのだ。
■王林の魅力はどこなのか
王林は青森生まれ、青森在住。現在20歳。大阪人でさえも「訛り」が恥ずかしいと思うような中で、おらが街の言葉に誇りを持っているというより、それを使うことになんら後ろめたさを持っていない。
一方、仕事のために東京へ行くたびに、その驚きを語る。地方出身のタレントが上京時の思い出話として、人の多さに「お祭りかと思った」などと語ることはよくあるが、「東京ってすごい」と、現在進行形で言える人はあまりいない。
しかも、考え方もまたどこかピュアで、それゆえズレていて、テレビ的だ。
「馬アレルギーなので、大河ドラマとかお姫様役で馬に乗らないといけないときは、ちゃんと、担ぎます」(『さんま御殿』)
「東京には駅の出口がたくさんあるから、駅の中に駅を造ったほうがいいと思います」
「東京は、向かいからものすごい勢いでぶつかってくる。私が今実在しないんだ、そういう気持ちにさせられちゃう、東京の人たちは」(『アウト×デラックス』)
『正直さんぽ』に出たときは、そのかわいらしい魅力が爆発。ロケしてきた感想を聞かれた王林は、散歩番組のゆるさを語ろうと思ったのだろう、「都会のテレビに出させてもらってからは、すごい仕切りの『はい、はい』みたいな感じだったけど、(この番組は)こんなノロノロな……」と発言。有吉弘行から「ノロノロ? ゆったりでいいかな?」と言い直されていた。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事