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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 「押しも押されもせぬ国民食」
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第101回

「押しも押されもせぬ国民食」って、今さら何言ってんの? ラーメンは和食でしょ?

 茶碗蒸しのなくなった場所からチラ見えするのは、まぎれもなくラーメンで、次はそのスープをひとくちゴクリ。

「ンあ~、ホッとする味」

 安定の醤油ベースのラーメンスープである……。

 でも、待てよ……。チラッと感じたこの風味はなんぞや? それは麺をすすった時に、さらに強く感じられた。

「ナニこの香ばしさ。めちゃ美味しいんだけど」

 茶碗蒸しなのに、ラーメンなのに、なんだ、この香ばしい風味は?

 その答えはこれだった。

 野菜とひき肉を炒めた香ばしさが麺に絡み、非常に美味しい麺となっているのだ。具材はその他、かまぼこに小さめのチャーシューも。

 茶碗蒸しから始まって、醤油ラーメンに野菜炒め。一杯の丼料理に、三種類の楽しさと美味しさが詰まっている。そして開丼した瞬間の楽しみと驚き。フタが付いているにはそれなりの理由があるのだった。

 茶碗蒸しらーめん、うもうございました。

店構えとトイレは、純和風だった

大阪港 丹頂「茶碗蒸しらーめん」750円

SNS映え  ☆☆
味     ☆☆☆
珍級度   ☆☆☆

(写真・文=よしよし)

最終更新:2019/11/28 19:00
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