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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 小室圭さん&眞子さま狂想曲!
週刊誌スクープ大賞

「女性をモノ扱い」で謝罪も……SPA!の「ヤレる大学ランキング」を、元名物編集長はどう読んだ?

 落語には紺谷高尾という噺がある。貧しい紺屋の職人が、吉原の花魁道中で高尾太夫という絶世の美女に会い一目ぼれする。

 男の棟梁が、3年我慢してカネを貯めたら、高尾に会わせてやるというので、一心不乱にカネを貯め、一晩だけ高尾と閨を共にする。

 そのとき、自分は貧しい職人で、今度会いに来られるのは3年後だと、高尾に打ち明けるのだ。

 高尾はそれを聞いて、年が明けたら、主と一緒になるといい、約束の日に、彼の家にやってくるという人情噺だ。

 だが、今はそんな話は、夢のまた夢なのだろう。佳つ乃が、すてきな下流老人と所帯を持つ。やってくれたらやっぱり祇園の女は粋だね、そういってやりたかったが、いくつになっても、やっぱりカネのある所へいってしまうのか。ちょっぴり寂しいね。

 NGT48というのは新潟を中心に活動するグループだそうだ。そこに山口真帆(23)という青森からやってきた子がいる。

 その山口が、12月8日の午後9時ごろ、帰宅したマンションの入り口で男2人に襲われ、顔を掴まれるなどの暴行を受けた。

 男らは逮捕されたが、12月28日に不起訴となったそうだ。

 山口は、1月8日に、「殺されたらどうするんだって思う。生きている感じがしない」と暴行被害を号泣しながら告発し、ツイッターには、あるメンバーが彼女の帰宅時間や家の住所、そこへ行けとそそのかしたと、犯人に協力したのがいると訴えたという。

 FLASHによると、昨夏には、荻野由佳(19)が、レッスンの帰りに襲われ、クルマに連れ込まれそうになったことがあったという。

 グループの運営会社は、メンバーが帰宅時間を教えていたことは認めているという。

「グループの運営会社『AKS』(東京)は14日未明、今村悦朗・NGT48劇場支配人を交代させる人事を公式サイトで明らかにした。AKSでは今後、第三者委員会を設置し、問題の経緯などについて調査を進めるという」(朝日新聞DIGITAL1月14日)

 いつものように、秋元康は表には出ず、NGT48の運営幹部を叱責しただけだそうだ。

 手の届くアイドルといって、握手会などでファンとじかに接するやり方は、もともと危ういものであったはずだ。

 たびたび、これに類似した事件が起きているのに、根本からやり方を見直すことなく、だらだらと続けてきた秋元の非は明らかではないのか。

 アイドルになるためには、何でもOKという子たちを集めれば、嫉妬や妬みが必ず生まれ、大きな悲劇に結び付くこと間違いない。

 なぜこれだけの被害を受けたのに、男たちは不起訴なのか。彼らに山口の帰宅時間を教えたメンバーの責任はどうなるのか。

 こんな危なっかしいやり方は早く止めたほうがいい。

 話は変わるが、兼高かおるが亡くなった。享年90。

 私の世代は、彼女の日曜朝の「兼高かおる世界の旅」(59年から「兼高かおる世界飛び歩き」、60年から同タイトルになり99年まで続いた)で、生身の外国を知った。ニューヨーク、ロンドン、パリははるかに遠い異国だった。

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