純烈の友井雄亮、暴行と3000万使い込みの報道は「元ジャニーズ」が関係か
交際女性への暴力行為や非道な振る舞いが報じられた、5人組ムード歌謡グループ「純烈」の友井雄亮。11日、友井はグループ脱退と芸能界引退を発表したが、このスキャンダルが白日の下に晒されたのは、友井が“元ジャニーズ”の肩書きを持っていたからだと見る向きも強い。
「週刊文春」(文藝春秋)の報道によれば、友井雄亮は2014~16年頃に同棲していた交際女性に、<過激な暴力をふるい、頭、手首、太ももに大怪我を負わせ>たばかりか、<度重なる浮気をし、あげく暴言を吐き、精神的にも苦痛を負わせ>たうえ、<A子さんを妊娠させ、流産させてしまい、その傷ついた体と心に輪をかけるように「逆によかったやん」といたわる事もせず>、多大なる苦痛を与えたという。さらにその後、別の交際女性の貯金3000万円を競馬などに使い込んでいた事も発覚している。
この事実が明るみに出た9日、友井はブログで「記事の内容につきましては、すでに解決にはなっております」と説明、謝罪。しかし10日、所属事務所はブログを削除し、「純烈のブログには、解決済みであるとする事実と異なる部分がございましたので、削除させていただきました」と理由を説明、改めて謝罪をしていた。
友井は自ら起こした事件を「解決済み」と認識していたようだが、当然、騒動はそう簡単に鎮火は見せない。
11日、謝罪会見を開いた友井は、「このたび傷つけてしまった女性の方々、ご家族の方に深くお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」とトラブルを認め、頭を下げた。さらに、「純烈のスローガンに反することをしてしまった。事務所を脱退し、芸能界から身を引きます。人として情けないことをしてしまった」と涙ながらに語り、グループからの脱退と、芸能界引退を表明した。
友井雄亮の“文春砲”は元ジャニーズの出自が原因?
2010年にメジャーデビューした純烈は、全国のスーパー銭湯をドサ回りして地道に人気をつけ、昨年末の紅白歌合戦には悲願の出場を果たしたばかり。いざこれから……という時に報じられたメンバーの大スキャンダルによって、グループが負った傷は計り知れない。
テレビ東京は10日、人気番組『主治医が見つかる診療所』のエンディングテーマに予定していた純烈のヒット曲『プロポーズ』の使用中止を発表。友井のスキャンダルと脱退の余波は今後も続くだろう。
すべてのきっかけは「週刊文春」の報道、いわゆる“文春砲”だったが、これは紅白出場で純烈の注目度がいっきに高まったがゆえ記者にマークされた……という、皮肉な結果とも言える。さらに一部ファンの間では、友井雄亮は“元ジャニーズ”だったからこそ、目をつけられたという説も流れている。
友井雄亮は1994年(当時14歳 )にジャニーズ事務所に入所。1998年に退所するまで、本名・牧山雄亮の名で活動していた。嵐の大野智は同年入所の同期であり、関ジャニ∞の横山裕、元メンバーの渋谷すばるはともに関西ジャニーズJr.として活動していた。ファンの間では、友井が大野智、渋谷すばるらと映った当時の雑誌グラビアが、多数発掘されている。
さらに、昨年の紅白リハーサルにおいても、友井は大野智や関ジャニの村上信五と談笑しており、昔話に花を咲かせるような場面がマスコミに報じられるとネットで大きな話題を呼んだ。“元ジャニーズ”という出自を持つ友井だからこそ注目を集めたともいえるが、その分、スキャンダルの影響がより広範囲に及んでしまうことも想像に難くない。
かつては、ジャニーズを辞めた後も業界に身を置く者にとって“元ジャニーズ”という出自をおおっぴらすることはタブーだった。これには、ジャニーズ事務所への業界の忖度が多分に働いていたわけだ。現在でも、元NEWSで現在はONE OK ROCKで活動するTakaのようにネットで露見するパターンはあるが、自ら喧伝するタレントはいまだ現れていない。
とはえ、昨年の紅白リハで友井が現役メンバーと絡む様子が報じられたことを見るに、業界内におけるジャニーズ事務所の力も弱まりつつあるといえるのかもしれない。友井に倣い、“元ジャニーズ”をアクセントにして活動しようという退所者が現れても、もはや不思議ではない。
しかし今回、友井が文春に目をつけられた理由が「“元ジャニーズ”だから」だったとすれば……“元ジャニーズ”という肩書きが、スキャンダル面でも足枷となり、呪縛としてついてまわることはやりきれない。ファンにとっても、円満退社した元担当のスキャンダルがいつ飛び出しやしないかと、戦々恐々だ。
ただし、暴行などの悪事をはたらいていなければ、恐れることではないだろう。不倫や二股交際などでない恋愛も、致命的なスキャンダルとなるような時代ではない。友井の場合は身から出た錆だ。純烈のスローガンは、「純粋であり、かつ強く正しく節操や分別がある」。脱退後は、このスローガンを胸に第二の人生を頑張ってほしい。
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